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12月18日の社説は・・・

2019-12-18 05:41:33 | 社説を読む
共通テスト見直しか。

朝日新聞
・ 共通テスト 独善の行き着いた果て
・ 北朝鮮の挑発 緊張状態に戻る気か

読売新聞
・ 記述式見送り 入試制度を丁寧に練り直せ
・ 巨大IT規制 デジタル時代に即した整備を

毎日新聞
・ 記述式テスト見送り 大失態の責任は免れない
・ 輸出規制で日韓対話 信頼回復へ課題の克服を

日本経済新聞
・ 将来不安が募る介護保険の改革先送り

産経新聞
・ 対韓輸出管理 日本は揺るがず原則貫け12.18 05:00
・ 「記述式」見送り 責任ごまかしては0点だ

中日新聞
・ 記述式見送り 安易な改革繰り返すな
・ 診療報酬改定 「必要な医療」見極めを

※ 5社が共通テストです。

朝日です。
実施まで1年という時点で、大学入学共通テストから二枚看板が消えた。英語の民間試験に続き、国語と数学への記述式問題の導入も見送りが決まった。

 安倍首相の肝いりでできた教育再生実行会議が、入試制度の変更を提言したのは13年だ。以来6年余を経て、改革論議はほぼ振り出しに戻った。壮大な無駄と言うほかない。

 なぜこんな大失態を招いたのか。どう責任を取るのか。下村博文氏から萩生田光一氏に至る歴代文部科学大臣、省幹部、先導した有識者らは、国民にしっかり説明する責務がある。

 記述式に関しては、かねて▽50万人もの受験生の答案を公平に採点できない▽自己採点との隔たりが大きい▽決められた言葉や数式が盛り込まれているかを確認するだけになり、思考力や表現力を測る試験たり得ない――などの指摘があった。


この社説はおかしい。

マークシートから筆記重視への流れ、暗記から思考重視の流れは、マスコミを中心として、日本全体でつくった価値観です。

高校入試では、筆記が当たり前になってきています。

そのおかげで、中学校でも説明する授業が増え、小学校でも「言葉の力」が重視されてきました。

方法論の問題で、やろうとしている方向は間違いないのです。

あまりにも無責任な論です。


読売です。
理念と実現性の溝を最後まで埋められなかったということだろう。

 2020年度に始まる大学入学共通テストで、国語と数学の記述式問題の導入を見送ると、萩生田文部科学相が表明した。先に延期した英語民間試験の活用とともに、大学入試改革は二つの柱を失った。

 記述式は、国語では最大120字程度の文章で、数学は数式などで答える問題が想定された。単に暗記力を問うのではなく、知識を活用する力や表現力を測ることを目指した理念はうなずける。


小中高校の新学習指導要領は「主体的・対話的で深い学び」を掲げる。学校現場では既に、生徒たちが議論を通じて答えを探究するタイプの授業が始まっている。記述式の導入見送りで、こうした芽をつぶしてはなるまい。

この書き方ならわかります。

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