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8月6日の社説は・・・

2019-08-06 05:35:04 | 社説を読む
広島原爆の日です。

朝日新聞
・ 10代の自殺 学校のつらさ、検証を
・ あいち企画展 中止招いた社会の病理

読売新聞
・ 原爆忌 凄惨な記憶の継承を着実に
・ 最低賃金アップ 中小企業の支援が欠かせない

毎日新聞
・ 「表現の不自由展」中止 許されない暴力的脅しだ
・ 広島きょう「原爆の日」 困難でも「核廃絶」の道を

日本経済新聞
・ 被爆の当事者意識を国内外で広げよう
・ 児童虐待に即応できる体制を

産経新聞
・ 笑顔のシンデレラ 歴史が育んだ新星誕生だ 8.6 05:00
・ 原爆の日 脅威見据え平和を守ろう

中日新聞
・ 小さな声を大きな力に 原爆忌に考える

※ 5社が原爆関係です。

中日のコラムを紹介します。
戦前の新興俳句をリードした西東三鬼(さいとうさんき)に「有名なる街」と題した連句がある。<広島に月も星もなし地の硬さ>。広島。原爆の傷痕も生々しい、一九四七(昭和二十二)年の句である

▼二句飛ばして<広島や卵食ふ時口ひらく>。次が<広島の夜遠き声どつと笑ふ>。興味深いのは句の並び順である。悲惨な広島を詠みながらほんの少しずつだが、句に差し込む光が大きくなっている。人間らしさを取り戻していく過程がぼんやり見える

▼どんなに無残な現実があろうとゆで卵を食べるときはぽかんと口を開ける。食べ、生きるという人間の行為に対する賛美であろう。句はさらに人間らしく<どつと笑ふ>までになる

▼連句の最後は<広島に林檎(りんご)見しより息安し>である。露店で見た真っ赤な林檎に広島の未来を見て安心している。三鬼の連句は絶望から希望に向かっている

▼広島の原爆忌である。絶望の日から少しずつ取り戻していった光は、まぶしいほどになっている。なれど人類はそのまぶしさを守れるのか

▼油断ならぬ国際情勢がある。対立がある。米国とロシアの中距離核戦力(INF)廃棄条約は対立の果てに、この二日で失効した。「核なき世界」は逃げ水のようで、いつまでたってもたどり着けぬ。何より、あの日からの長い時間が非人間的な出来事の記憶を薄れさせる。戒めに連句をこの日は逆の順に読んでみる。



産経です。
「女子ゴルフの渋野日向子が、メジャー大会の全英女子オープンで優勝した。終始笑顔を絶やさぬプレーに英BBC放送は「スマイリング・シンデレラ」と表現した。

 日本勢のメジャー勝利は、1977年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子以来42年ぶりだ。米女子ツアーで賞金女王となった岡本綾子や、世界ランキング1位に輝いた宮里藍らも成し遂げられなかった快挙である。

 とはいえ新ヒロインは、突如として現れたわけではない。渋野は今季の日本ツアーで2勝を挙げた実力者であり、国内外でしのぎを削り続ける同じ98年度生まれの「黄金世代」の一翼でもある。」

「スマイリング・シンデレラ」とは言い表現ですね。

昔の日本人はプレッシャーと戦っていました。





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