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愛知教育大学管弦楽団 第100回 定期演奏会に行ってきました!

2024-03-12 07:10:53 | 日記

昨日(2024年3月11日)、刈谷市総合文化センターで行われた、 愛知教育大学管弦楽団 第100回 定期演奏会 へ行ってきました。

開始5分前の会場です。

満員に近いお客さんが聴きに来ています。

音楽の発表会は、聴いていただいてなんぼの世界です。

メンバーは幸せですね。コロナ禍を知っていますから余計に・・・・・

1曲目のショスタコ祝典序曲では、いきなり、やり直し。

冒頭のファンファーレです。

私も、演奏会の指揮で、1回だけやり直したことがあります。

でも、プロの指揮者では初めて見ました。

この曲はいきなり始めることが多いのですが、私の見る限り、どうみても指揮の入りが早すぎました。

あくまでも個人的な感想です。

 

2曲目はモルダウ。

1曲目もそうですが、大学オケでは、管楽器が特にトップのメンバーを替えます。

そのため、曲によって演奏力に差が出ます。

オケの管楽器はソロが多いため、どうしても目立ちます。

私は、日頃から音大生の音を聞いているので仕方がないことではありますが、やはり違いを感じてしまいます。

でも、上手い人もいましたよ!前回もうまいと感じたNさんです。

 

3曲目が、「ジュラシックパーク」です。これはやたら管の音が高く、難易度も高いのですが・・・・、やはり落っこちもありました。

名曲なのですが、アマオケには厳しいかな・・・・・?

でも十分楽しめました。

 

今回は、第100回。演奏会としては99回(コロナのため)。

私も、8回に関わってきました。そして、おそらく50回近く会場で聴いていると思います。

パンフに100回分のランキングが載っていました。

曲の1位は、シベ2とチャイ5。8回です。シベ2は意外でした。確かに名曲です。(略語でスミマセン。わかりますよね?)

2位は7回で、未完成、新世界、ブラ2です。なるほど・・・・・

3位が、悲愴、ドボ8,ブラ4、運命、ベト7です。あれっ?ブラ1がない。

 

序曲やサブでは、フィンランディアが10回、8回がエグモント序曲。私はどちらも経験しています。

作曲者別では、1位が35回のチャイコとベートーベン。続いて28回のブラームス、25回のドヴォルザーク。22回のシベリウスと続きます。

他団体と比べて、シベリウスの割合が高いと思います。

 

4曲目は新世界。私も何度も演奏しました。

中国でも2回演奏しました。1st.Vn なら、すぐにでも弾けそうな気がします。(無理か・・・・・)

 

今回の特長は、『ハイアワサの歌』への拘りです。

プログラムノートにも加筆されていたのです。

『ハイアワサの歌』の本の説明を引用します。


スペリオル湖畔の壮大な自然のなかで精霊たちと交わり、妖術師や魑魅魍魎と戦う伝説の英雄ハイアワサ。19世紀、〈高貴なる野蛮人〉としてのインディアン像を世に知らしめ世界的な大反響を呼び起こした、合衆国における国民的“神話”。インディアン神話の英雄叙事詩初の完訳。


出典は https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784878931789

 

ドヴォルザーク(1841年 - 1904年)は、1892年、ニューヨーク・ナショナル音楽院の創立者・理事長ジャネット・サーバーの招きで、51歳で渡米しています。

ここからは、Wikipediaからの引用です。


1893年1月に着手した交響曲第9番「新世界より」は5月24日に完成するが、4月14日付けの友人宛の手紙の中でドヴォルザークは「この作品は以前のものとは大きく異なり、わずかにアメリカ風である」と書いている。この作品は、ロングフェローの『ハイアワサの歌』に刺激を受けたものと言われている。


そう、チャコの民俗音楽を題材に選んでいた彼は、当然、インディアン(当時の呼称)に興味を持つことは必然だったのです。


アントニン・ドヴォルザークの交響曲第9番の初演前のインタビューで、『ハイアワサ』にもとづくオペラかカンタータを書く計画があり、この交響曲の第2・3楽章がそのスケッチにあたるとドヴォルザークは答えている。


今回の演奏では、この雰囲気を大切にしたものでした。

2楽章を終えた後の指揮者の和田先生の長い沈黙は、迫害されたインディアンへの哀悼のように感じられました。

 

さて、今回は、前期の授業を受けたなかでは2人が出演していました。

メインで2nd.Vnトップの I さんからは練習の状況はちょくちょく話しを聞いていましたが、なかなかたいへんだったようです。

しかし本番はそうでもなく、みなさん、よく頑張っていました。

特に2楽章は、105小節からの聴かせどころがあります。雰囲気が出ていました。

 

もう一人はHn.トップのNさん。

注目の4楽章の271小節からの Hn.Soli。

特に3連符からのmolto crese.は難しいですね。

しかし、それ以外はほぼ難なくこなしていました。

ホッとしました。親さんの気持ちがわかります。

 

最後は、第100回の記念演奏会にふさわしいラデツキー行進曲で会場全体が盛りあがりました。

 

次回は、9月11日。この会場です。

次回も楽しみです!

 

 

 

 


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