TRANS.Bizより 中庸」の意味とは?「中庸の徳」や孔子の教えも例文で解説!を紹介します。
元日には、私の大学の研究対象であった『中庸』を取り上げます。
ここから https://biz.trans-suite.jp/7015
目次です。
中庸」は儒教用語
「中庸」とは、孔子を始祖とする「儒教」において徳の概念を表す言葉です。儒学を学ぶときの四書として定められた『中庸』という経書のタイトルにもなっています。四書は『論語』『大学』『中庸』『孟子』で構成され、『中庸』は最後に学ぶべき書とされています。
『中庸』は孔子の孫である子思(しし)によって作成されたとされています。孔子はその思想を体系的に語ることはしませんでしたが、子思は孔子の教えを理論的にまとめ、学問として体系化しました。
「中庸」の意味はかたよることのない中の道
「中庸」は孔子が最高の「徳」として説いた概念です。「中庸」は、かたよることのない「中」をもって道をなすという意味です。
また、「極端に多すぎることは少なすぎることと同じくらいによくない」という意味のことわざである「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の出典は『論語』にあります。この言葉も孔子が中庸の徳を説いた言葉として知られています。
「中庸の徳」は徳の最高指標
孔子の言葉に「中庸の徳たるや、それ至れるかな」があります。どちらにも片寄らない中庸の道は徳の最高指標である、ということを述べています。
「具体的にどのような道が中庸の道なのか」については、孔子の言葉を解釈し、具体的な行動に落とし込んでゆく必要があります。
解釈の仕方には幅があるため、経典が難解だとされる原因でもありますが、逆にその幅があることが、教えの普遍性を保っているものであるともいえます。また、その意味を考えることが思考の訓練であり、学びそのものでもあるといえるでしょう。
以下は本文をご覧ください。
まとめを紹介します。
儒教用語の「中庸」とはどちらにも片寄らない中の道のことです。抽象的な概念のため、言葉で読むだけではその意味をつかむことは難しいですが、「中庸」をどのように実践するかという視線で『中庸』を読み、なにかひとつを実際に行ってみることで理解がすすむものだといえます。
「過ぎたるは及ばざるが如し」ちょうどよいところで行動できる人が最高の人徳である、ということの本当の意味をつかんでみたいものです。
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『中庸』は孔子の孫である子思(しし)によって作成されたとされています。孔子はその思想を体系的に語ることはしませんでしたが、子思は孔子の教えを理論的にまとめ、学問として体系化しました。
「中庸」の意味はかたよることのない中の道
「中庸」は孔子が最高の「徳」として説いた概念です。「中庸」は、かたよることのない「中」をもって道をなすという意味です。
また、「極端に多すぎることは少なすぎることと同じくらいによくない」という意味のことわざである「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の出典は『論語』にあります。この言葉も孔子が中庸の徳を説いた言葉として知られています。
「中庸の徳」は徳の最高指標
孔子の言葉に「中庸の徳たるや、それ至れるかな」があります。どちらにも片寄らない中庸の道は徳の最高指標である、ということを述べています。
「具体的にどのような道が中庸の道なのか」については、孔子の言葉を解釈し、具体的な行動に落とし込んでゆく必要があります。
解釈の仕方には幅があるため、経典が難解だとされる原因でもありますが、逆にその幅があることが、教えの普遍性を保っているものであるともいえます。また、その意味を考えることが思考の訓練であり、学びそのものでもあるといえるでしょう。
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儒教用語の「中庸」とはどちらにも片寄らない中の道のことです。抽象的な概念のため、言葉で読むだけではその意味をつかむことは難しいですが、「中庸」をどのように実践するかという視線で『中庸』を読み、なにかひとつを実際に行ってみることで理解がすすむものだといえます。
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※今年も元日の新聞を小生も入手しました。
江戸時代の儒学者、伊藤仁斎が『中庸』について注釈をした『中庸発揮』が私の卒論のテーマでした。
他の儒者との注釈との比較や、仁斎自身の注釈の変化を通して,日本人の思想が徐々に合理的になっていくことを論証しました。
コメントありがとうございました。