にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

『昭和』@東京都中央区日本橋茅場町

2019-12-20 15:29:00 | ラーメン探索

 平日お昼の茅場町はビジネスパーソンで溢れている。みんな判で押したようにスーツ姿でお昼のランチに繰り出している。

昭和という名前に惹かれた。自分が昭和生まれで昭和育ちだからだろうか。昭和は激動の時代であったといえる。

戦争に突入して敗戦、復興そして高度経済成長と日本人の価値観、生活様式がどんどん変わっていった。日本国民みんなが成長に向かって幸福に向かって突き進んだ。

平成に入って明らかに何かが変わってきたという実感がある。集団から個人への転換とでもいおうか、個性とか個人主義を普通に認める社会へと。

昭和は明らかにアナログ社会だった。平成に入ってIT革命が普及してデジタル化社会へと急スピードで移行していった。未だにデジタル感覚の怖さに抵抗しながらデジタル社会の波にのまれてそれを活用もしてる。











 店内が狭くて小さいお店だ。
昭和ラーメン、辛味噌ラーメン、醤油ラーメンの3種類ある。メニューに1番人気とある昭和ラーメン大盛りをオーダー。















 なんという薄口で出汁が繊細なラーメンなのだろう。昭和ラーメンは塩ラーメンといっていい。おそらく昆布と帆立が中心であと海老がほのかにいろんな野菜の天然出汁である。

化学調味料が一切ない身体に優しいスープである。麺は少し伸びていたから固めでオーダーするといいかも。伸びやすいこれまた優しい麺だ。チャーシューが肩ロースの分厚いが柔らかく炙ってある。

濃い味の若い人には物足りないラーメンかもしれないが、年配者や酔っ払いにはとても優しい胸がスッとするラーメンだ。たしかに時代遅れの昭和のラーメンとも言えるし、飽食の時代にあってむしろ斬新な清湯系ラーメンとも言える。











 煮卵もしっかり火が通っている茹で卵で私は好きな卵だ。いつか、辛味噌ラーメンを食べてみなくては。こういうお店を大事にしたい。ご馳走さまでした。