にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

『なんつっ亭』@東京都台東区御徒町

2019-12-29 14:15:00 | ラーメン探索

 昨日ボランティアみたいなことで上野にやって来た。年末の上野はアメ横買い出しの人で凄い人出だ。せっかく上野に来たのだから隙間をみつけて御徒町のラーメンストリートまで足を伸ばす。

ここラーメンストリートには、5店舗どこで食べても美味しい。蒙古タンメン中本、青葉、チラナイサクラ、TETSUと全店舗特徴の異なるラーメン屋だ。チラナイサクラの中華そば食べる予定がなんつっ亭のラーメン看板みたら久々食べたくなった。











 神奈川県秦野に本店をオープンさせてもう20年超えたのだろうか。一時期TVでももてはやされた古谷一郎が裸一貫で立ち上げたお店。

彼の経歴が面白い。地元の暴走族に入り高校は中退、その後、定時制高校出て大学に入るもすぐ中退。ラーメン特集のTVに感化されて全国をラーメン行脚。熊本県人吉市のラーメン屋で弟子入りして数年間修行経て、30歳手前で秦野で開業に至る。

豚骨スープに黒マー油、いわゆるルーツは熊本の豚骨ラーメンにある。豚骨の臭みを排除して家系とは全く異なるオリジナルなラーメンを創り出した。















 迷った末、ガッツリ煮干しラーメン大盛りを選択。シビレ味噌ラーメンなるものもあった。この煮干しラーメンが二郎系の模倣であり、シビレ味噌ラーメンは流行りの坦々麺系にみえた。

茹でもやしを大量に使う二郎系はスープが特に濃い。もやしは水分を多く含むので周りの味を薄めてしまう。あと、豚の背脂は塊で入っているとどうもひいてしまう。

スープが煮干しと豚骨でそのまま熱々でいただきたいのに大量のもやしが味をぼかしてしまうように感じた。決してまずいラーメンではないが、普通のなんつっ亭ラーメンの方が、断然うまいぜベイビー。















 社長の古谷一郎氏は、何年か前に神奈川県議会の選挙に確か立候補した。惜しくも次点での落選だったそうだが、政治活動だなんて、何やってんの?

ラーメン屋で花開いた人生、50も過ぎて誰に担がれたか知らないが、似合わないことしない方がいいっすよ。美味しいラーメン作りに頑張ってもらいたいな。