郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
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仙台領に生きる 郷土の偉人 傳

2023-10-07 | 読書
図書館から本を借りてきた。
10人の偉人の概略がまとめられていた。

10人とは、
1、八木久兵衛
2、富田鉄之助
3、熊谷伊助
4、後藤新平
5、斎藤善右衛門
6、斎藤 実
7、高橋是清
8、大槻文彦
9、粟野健次郎
10、米内光政
である。

「仙台領に生きる」であるから、現在の岩手県の水沢までは仙台領であったので、後藤新平や斎藤実はOKだが、米内光政は盛岡生まれであるから違うのではないだろうか?


ところで、最初に出ていた八木久兵衛さんであるが、私も初めて知った方であった。
八木久兵衛さんは、1850年、仙台大町の紅久(べにきゅう)の次男に生まれた。初代は丹波国八木村から、宝暦年間に仙台に移り商売を始めたという。久兵衛さんは、四代目だった。市議会議員かつ財界の重鎮、その後貴族院議員にも当選した。彼は一代で巨額の財を築き、仙台経済界の頂点を担ったという。そして、五代目久兵衛が数十年かけて仙台近郊の越路山などを開発した。それが現在の八木山だと思われる。開発後はそれらを宮城県や仙台市に寄付したという。
四代目久兵衛の七癖の一つが、寄付することであった。久兵衛が仙台市に寄付したものが、第一に市営電車、第二に吊り橋と八木山公園だという。かつての八木山球場も八木家が作り、宮城県に寄贈されたという。
今では仙台の文化地区で、教育施設や文化施設、住宅団地などがあるところは、八木久兵衛さんの貢献によるところが大きいのであった。
初めて知って、驚き、感心した。




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