新装版 ハゲタカ(上)(下)
講談社文庫 2013年9月13日第1刷発行 2018年7月27日第13刷発行
この作品は、2004年12月にダイヤモンド社より刊行され、2006年3月に講談社文庫より刊行されました。
著者 真山 仁(まやま じん)
1962年 大阪府生まれ、同志社大学法学部政治学科卒業。
読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。
2004年「ハゲタカ」でデビュー。
日本経済はバブル崩壊後の失われた10年を経て、21世紀に入り、すでに20年近くが過ぎようとしている。
この間、1997年の山一證券、北海道拓殖銀行といった大会社が破綻、長銀の破綻、日債銀の国有化、
銀行の再編なども行われた。
これらのニュースの時にはそういう仕事には関係していなかったが、日本はどうなるのだろうと不安であった。
その間にも政治は、政権交代やスキャンダル暴きに時間をとり、世界の体制に乗り遅れたもたもたを
繰り返していたように思う。
そして平成の終わりとなる30年が過ぎて、いままでの付けが回ってきたように政治にも経済にも様々な
問題がまた起こってきている。
それは、官僚の劣化であり、ゴーン氏にみられるような会社の私物化、いじめや、児童虐待など、
毎日ニュースを見てもテレビをつけるのも嫌になってしまう事件が多すぎる。
今回読んだ「ハゲタカ」は、もうすでに発行されてから15年が過ぎているが、バブル崩壊後の銀行の
不良債権処分と外国の「ハゲタカファンド」の攻防を小説仕立てで、わかりやすく読むことができた。
もちろん実在の企業や人物は出てこないが、それらしい名前で現れ、そういうこともあるのかなあと
思わせるような作りになっていた。
講談社文庫 2013年9月13日第1刷発行 2018年7月27日第13刷発行
この作品は、2004年12月にダイヤモンド社より刊行され、2006年3月に講談社文庫より刊行されました。
著者 真山 仁(まやま じん)
1962年 大阪府生まれ、同志社大学法学部政治学科卒業。
読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。
2004年「ハゲタカ」でデビュー。
日本経済はバブル崩壊後の失われた10年を経て、21世紀に入り、すでに20年近くが過ぎようとしている。
この間、1997年の山一證券、北海道拓殖銀行といった大会社が破綻、長銀の破綻、日債銀の国有化、
銀行の再編なども行われた。
これらのニュースの時にはそういう仕事には関係していなかったが、日本はどうなるのだろうと不安であった。
その間にも政治は、政権交代やスキャンダル暴きに時間をとり、世界の体制に乗り遅れたもたもたを
繰り返していたように思う。
そして平成の終わりとなる30年が過ぎて、いままでの付けが回ってきたように政治にも経済にも様々な
問題がまた起こってきている。
それは、官僚の劣化であり、ゴーン氏にみられるような会社の私物化、いじめや、児童虐待など、
毎日ニュースを見てもテレビをつけるのも嫌になってしまう事件が多すぎる。
今回読んだ「ハゲタカ」は、もうすでに発行されてから15年が過ぎているが、バブル崩壊後の銀行の
不良債権処分と外国の「ハゲタカファンド」の攻防を小説仕立てで、わかりやすく読むことができた。
もちろん実在の企業や人物は出てこないが、それらしい名前で現れ、そういうこともあるのかなあと
思わせるような作りになっていた。
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