食堂かたつむり
ポプラ文庫 2010年1月15日第1刷発行
著者 小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ。
ある企業のお客様用の冊子の中に、この著者、小川 糸さんが紹介してあり、
出身が山形県ということと、今現在外国で暮らして本を書いているということで
どんな本を書いているのかが読みたくて、古本屋を探して見つけた本である。
この本自体が、映画化か何かの賞をとっていると思ったので、話題性があるか
と思い読んでみることにした。
読後感は、心が軽くなるというか、温かくなる小説であったと思う。人間が生まれて
亡くなるまでのこと、要は人生の大きな流れの中で、いろんな人、特に両親や
祖父、祖母とのかかわりの中で大きくなり、それらの人の生き死にと関わっていくことを
料理を通して、体験していく物語であると思う。
主人公りんごちゃんこと倫子が、同棲していたインド人の恋人にすべてを持ち去られ、
恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、声をも失ってしまう。山あいのふるさと
に戻った倫子は、ふるさとの村を見て回り、小さなころを思い出し、小さな食堂
「食堂かたつむり」を始めることから物語は始まる。「食堂かたつむり」は1日1組だけの
変わった食堂である。
ポプラ文庫 2010年1月15日第1刷発行
著者 小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ。
ある企業のお客様用の冊子の中に、この著者、小川 糸さんが紹介してあり、
出身が山形県ということと、今現在外国で暮らして本を書いているということで
どんな本を書いているのかが読みたくて、古本屋を探して見つけた本である。
この本自体が、映画化か何かの賞をとっていると思ったので、話題性があるか
と思い読んでみることにした。
読後感は、心が軽くなるというか、温かくなる小説であったと思う。人間が生まれて
亡くなるまでのこと、要は人生の大きな流れの中で、いろんな人、特に両親や
祖父、祖母とのかかわりの中で大きくなり、それらの人の生き死にと関わっていくことを
料理を通して、体験していく物語であると思う。
主人公りんごちゃんこと倫子が、同棲していたインド人の恋人にすべてを持ち去られ、
恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、声をも失ってしまう。山あいのふるさと
に戻った倫子は、ふるさとの村を見て回り、小さなころを思い出し、小さな食堂
「食堂かたつむり」を始めることから物語は始まる。「食堂かたつむり」は1日1組だけの
変わった食堂である。