パーティー券裏金問題も統一教会の問題も、何もできなかった岸田自民党が終わって、総裁選で騒いで、石破自民党に変わり、衆議院選挙で少し勢力が弱まった自民党、そして日本の政界はどうしてこんなのだろうか?
この本は日本の政治に絶望した読者のために書かれた本ということです。著者は憲政史研究家の倉山満氏。令和6年8月発行。
平成初頭に政治改革して、マトモな政党、マトモ政治家を作って政党近代化するはずであったのにできなかった。
日本の政治が「ちゃんと」した政治にするにはどうしたらよいのか。
派閥の顔を変えたり、派閥を廃止したと言って政治が変わるのか。
対する野党は変わりを任せられるのか。
日本の将来、本当の未来を考えているのは誰なのか。
毎度毎度日常に起きる事件に右往左往させられていて、日々不安ばかり募る毎日。
文句の一つも言いたくなる。
政治家は「税金をもらっているんだから、ちゃんとしろ!」著者の終わりの言葉でした。
この本に出てくるハマコーこと浜田幸一さんのことばと行動の話が忘れられません。
政界の暴れん坊と言われ、怖いイメージばかりあった政治家でしたが、まじめな政治家の一面もあったことがわかりました。
その中で政治不信があったとき、「ひれ伏して詫びよ」と言っていたそうです。
国民にお詫びして再出発すべきであると思っていたそうです。
でも当時の自民党もひれ伏しもしなかったし、どうせ国民は忘れるだろうと高を括っていたようです。
いつも同じです。とにかく、劣化しているとしか言いようがありません。
とにかく、明るい未来を描いてくれる政治家を望みます。