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世界旅行記

イチ個人の旅行記

蛇肉湯はいかが

2007年08月16日 | 台湾

華西街夜市を徘徊していると目に留まる店がある。
” 蛇肉湯  ”  とか看板にでているから蛇のスープを飲ませるのか。
この店以前に見たことあるような気がする。
そう、20年位前のゲテモノ食いのTV番組でみた店だ。
田代まさしと桑野だったかな、泣きながら生き血飲んだりしてた映像を覚えている。
     
丁度、解体ショーをやっていた。
ヒモでぶら下げてかっ捌くんだね。
しかし蛇も反撃するのでオヤジも警戒する、見るほうも緊張感が走るよ。
おわっ、心臓をむしり取って皮をズバッと剥ぐよ、手際がいいね~。
グラスに入れた生き血を見せて ” 飲む奴いるか ” とかやってるが。
誰も名乗り出ない、思わず手を上げそうになったが、生き血はなぁ。
強アルコールの酒をブレンドして寄生虫を殺すようだが、しかし .. 。

店内に客は誰もいなかった、さすがにこのショー見た後にここで食う気にはなれんよ。
     
少し歩いたらまた蛇肉屋。
今度はカゴに入れたマムシっぽいのが小ネズミを一気に飲むのをやってるよ。
店内は小奇麗な感じで、呼び込みのおばちゃんとのやりとり。
「 蛇、おいしいネ 」
「 蛇ッスか、う~む 」
「 精力つくネ 」
「 精力? Anytime絶倫だからNo Problemだ 」
「 アソコも元気ネ 」
「 俺の巨大なモノがさらにでかくなったらパンツからはみ出るぜ 」
「 面白い日本人ネ、奥さん喜ぶネ 」
ぶははっ、お決まりのフレーズ、やはりその返しでくるか。
「 食べてみようかな、でも火は通してね 」

スープと、炒めものがあるらしい。
味をしっかり確認したかったのでスープにしてみる。
出てきた出てきた。
2㎝大の肉片がいくつか沈殿した結構な量のスープと怪しげな色合いの液体の
グラスが並び、錠剤もついている。

どうやって食うんだ? とりあえずスープ飲むが何ッスかねこれは。
蛇肉も食うが硬すぎるアナゴのような食感。
     
さて、液体はどうする。
ひとつずつ味見するが、激マズ。
ゲテモノ系が平気な私だがこれは口に入らんと言うか唇さえ通らないといった感じ。
白いのだけは酒の味がハッキリするので飲めるかな。

隣テーブルの中国人らしき人が同じもの食べていたので見ていると
液体はメインの赤いのとブレンドするようだ。
全部飲み干してるよスゲ~な。
マネしてみるがさらにマズくなる。
もう勘弁してくれ。

しかし台北の夜市はやたら強壮系を売る店が多かったな。
注入して精力つけようってのもいいのだろうが
私はそんなものは必要としない。


台北で笑い死しかける

2007年08月15日 | 台湾

この暑さでは食欲もわいてこないが食べなければバテてしまう。
ホテルの近場で食堂を探してると日本語で声がかかる 。

「 日本人れ~、水餃子おいしいれ~ 」
振り向いてみると、ぶはははっ、なんて面白い顔なんだ。
映画:Mr Booに出てたウマヅラの巨人そっくり。
人の顔見て笑うなど最低だがその顔でそのしゃべりかた、笑わずにはいられない。
ぶははは~、気に入った、食おう。
     
台湾ビール飲む、キレがあってウマいッスねぇ。
牛肉麺注文するが麺がパスタのタリアテッレのような感じで厚いんだ。
それでいて量もあり、さらには器一杯に入っている。
ソフトクリームがコーンの最後まで入ってるのは嬉しいが器一杯の麺はかなりキツイ。
水餃子も注文したので小麦粉系ばかりで腹パンパンになるぜ。

残すのは自分的に許されないとガンバって食ってると
オヤジが 「 おいしいれ~ 」 って
ぶぶぶ~、食ってるときにその顔で声かけんな~。
麺は何とか食ったがもう限界。
鈴木京香 ..じゃなくて水餃子はTakeawayだ。
オヤジが 「 ありがとれ~ 」 って
もう、ノックアウト
父よ母よ、台北で笑い死にします..。
     
台北は小麦粉麺が主流なんだね、結構腹が膨れるよ。
昼食に海鮮麺を食ってみるが店の人のヤル気の無さはなんだ。
おいおい、客の目の前で寝るな、思わず写真撮っちまったぜ。
でも味はいいね、小ぶりな牡蠣がたくさん入っていておいしくて安い。
牡蠣料理はドコでもあってよく食べた、食あたりが気になったが、腹はヤワではない。
     
麺ばかり食べてると米が食べたくなるので注文するがスープがかかってたりして
ノーマルなライスって無いんだね。
肉も魚も野菜も味付けが濃いので米はそのまま食べたかったな。
     
台北の食堂は安くて味が濃くおいしいが、海外の国で食事をするといつも思う。
日本の外食産業ってのが如何に洗練されているかということを。
清潔感、サービス、器のセンス、素材、栄養、カロリー、コーディネートとどれも
洗練されすぎている。
海外のルーズな雰囲気もそれはそれで好きだが ..。


灼熱の台北

2007年08月14日 | 台湾

「 あっちぃ~ 」 って何度言ったことか、なんて暑さだ。
日陰を探しながらジグザグに歩く。
近藤真彦でジ~グザグザグ♪とか。
いや、それは古い。
では氷室京介の摩天楼~ジグザグに♪
そちらの方がちと新しい。
とにかく暑い、気温は日本と変わらないだろうが湿度が高いので体感温度は相当
上回っているはず。

そんな中のホテル探し、早く見つけてシャワーでも浴びたいところだ。
しかし台北のホテル高けえのなんの。
さらに値切り交渉の余地は一切なし。
全くもって話になりませんね。
腹たてるより安ホテル探した方がマシで1200元 ( 4200円 ) くらいが
適当なラインかなと妥協する。
          
今回の旅行は長い滞在ではないので計画を立て効率よく観光しなくてはならない。
とは言っても台北って見るトコ無いんだよね。
とりあえずガイドブックで紹介してる迪化街って所に行こう。
古い時代の街並みを残しているようなのでノスタルジックを感じられそうだ。
地下鉄駅から少し歩く、ここいら辺りッスか。
う~む、どうでしょうね。
ペナンや北京でみた街並みには程遠いなあ。
歩るいては見ても乾物屋が並ぶばかり。
どの店も同じ商品を似たような陳列で売るばかり。
差別化は? こんなんで商売成立するのかね。
     
買う方もこういった場合は店選びの基準を設けなければならない。
私的には下記をもって選定する。
①照明を惜しみなく使う。
②商品がホコリかぶっていない。
③日本語上手すぎない 。

海外旅行はビジネスマインドも刺激してくれる。
まあまあの店を見つけてカラスミ買った。
お土産にはちょうどいい、日本では高価だからね。

しかし暑い、500mlのポカリが16元 ( 56円 ) 、安いので買った。
一気に飲み干したら一気に汗が噴出す。
汗はポカリの味がするかなとかアホな事を考え、頭をポカリと殴る。
     
帰る際、歩道橋の上から見た光景は滑稽だった。
スクーターのハンデレースやってるのかね、排ガスバリバリじゃないの。
そりゃ地球の温度上がりますわね。
     
西門とかも行くが渋谷とか原宿と同じ、ファッションやコスメは日本に
追いついてないって感じ。
小中学生っぽいのがやたら多くてあまり長くいられる場所ではなかった。

しかし、見るトコないわ。
ビールも軽く飲める店が無くてそれも困った。
メシはまあまあ、庶民が食事するような店で食べれば安いしね。

歩き疲れと暑さでバテバテだぜと思いながら夜市をふらついていると
足つぼマッサージ店のおっさんがまとわり突いてくる。
かなり胡散臭かったが足も疲れてたし、おっさんもなぜか憎めない感じだったので
入ることにする。
40分で300元 ( 1000円 ) で交渉成立。

足の裏や指の骨の部分をグリグリやるんだ、これが痛いのなんの、まるで罰ゲームだ。
他の客見渡しても痛そうな人いないよ、私だけか?
あるいはみんなガマンしてるのか?
しかし痛い、金は払うから勘弁してくれって何度泣きを入れようと思ったことか。
40分ひとりガマン大会だったぜ。

返り際、マッサージ師がニコニコしてるがこんなんでチップやれるか。
はあ、痛かった、ん? 何だコレは? 足のバランスを失ってまっすぐ歩けんよ。
もう酒買ってホテル帰ろう。

3泊4日、とにかく暑く、印象的なことも薄れてしまうくらいの気候の厳しさだった。
しかし、帰国後空港を出た瞬間それ以上の暑さが襲ってきた。