文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

今、イタリアが、惨憺たる状況であることと無縁ではないだろう。いや、彼にこそ最大の責任があると言っても過言ではないのではないか。

2020年03月15日 17時43分29秒 | 全般

以下は、今、ネットで発見した記事である。
私は6年前の8月に朝日新聞の購読を停止したから全く知らなかったのだが、酒井さんの、この記事でローマ法王来日の実態(からくり)を知って呆れた。
朝日新聞は狂っているとしか言いようがない。
先日、週刊朝日をたまたま見て感じたことは正解だったわけである。
それにしても、このような狂人の集団に担がれた教皇とは一体?
今、イタリアが、惨憺たる状況であることと無縁ではないだろう。
いや、彼にこそ最大の責任があると言っても過言ではないのではないか。
ローマ教皇来日“大報道”のワケ 中国へ忖度?香港デモ、ウイグル弾圧には触れず… 
キリスト教カトリック教会のトップに立つローマ教皇が11月23日から26日の日程で来日した。今回の来日は、朝日新聞18日朝刊の2面の「いちからわかる」欄にあるように、日本のカトリック教会が要望し続けてきたものだった。
そして、日本でのスケジュールについて、同欄は「被爆地の長崎と広島を訪ね、核兵器廃絶を呼びかけるアピールを出す。東京では天皇陛下や安倍晋三首相と会談するほか、東京電力福島第一原発事故の避難者らとも面会するよ」と説明している。核兵器だけでなく、原発も含めた「核利用への警鐘」がメーンテーマのようである。
朝日新聞はこの来日について、事前に大報道を展開したが、その記事数は大変なものだった。特に、17日朝刊の「社会の『周辺』へ行動する思想」や、18日朝刊の「ナガサキからの発信」、19日朝刊の「ローマ法王38年ぶり被爆地へ」、20日朝刊の「『ゆるし』への一歩」など、紙面の一面大半を使う大型記事の連発だった。
一連の記事を読んで、日本カトリック教会と朝日新聞は、歴史認識問題においても、核の問題においても、ほぼ同一の見解に立っているように感じた。歴史認識は日本罪悪史観のようだし、核兵器は無論のこと、「脱原発」として平和利用である原発も認めない。だからこそ、朝日新聞は教皇来日を大報道したのだろう。
朝日新聞は、ローマ教皇の核兵器反対の言葉を引用して、米国の核の傘の中にあり、核兵器禁止条約に署名していない日本を、記事の中で繰り返し批判していた。しかし、中国や北朝鮮の「核の脅威」に直面する現状では、核の傘はどうしても必要である。この現実を絶対に見ようとしない。
ローマ教皇は今回の訪日で、死刑廃止など広いテーマに関して、美しい言葉をいろいろと述べた。だが、アジアで現実に起きている人権と人命にかかわる重大問題である、香港での民主運動や中国・ウイグルでの弾圧について発言したとの報道に、私は接していない。中国への忖度(そんたく)ではなかろうか。
香港・ウイグルの件については、産経新聞が何度も取り上げ、11月28日には共同通信電として、ローマ教皇が帰途の機内で「北京に行きたい。中国が大好きだ」と発言したことを載せている。朝日新聞は、教皇のこの発言については沈黙を守ったままである。
12月1日朝刊の社説余滴で、郷富佐子論説委員は「軍隊も工場もないバチカンのトップが持つ最大の力は、モラルだと思う」「『平和』という究極のモラルに向き合い、だれにも忖度せず、真っ当な主張を堂々と説いて回った」と述べている。
私には真実と全く異なる、明白なフェイクニュースと感じた。
■酒井信彦(さかい・のぶひこ) 元東京大学教授。1943年、神奈川県生まれ。70年3月、東大大学院人文科学研究科修士課程修了。同年4月、東大史料編纂所に勤務し、「大日本史料」(11編・10編)の編纂(へんさん)に従事する一方、アジアの民族問題などを中心に研究する。2006年3月、定年退職。現在、新聞や月刊誌で記事やコラムを執筆する。著書に『虐日偽善に狂う朝日新聞』(日新報道)など。


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