昨夜、遅くまで英訳等をしていたから、今朝はいつもより遅く起床した。
私は朝にテレビを全くと言って良いほど観ない。
今朝もテレビのニュースは全く観ていなかった。
昨夜、広州かどこかで起きた反政府デモのニュースを観た。
先ほど、石平さんが、故郷の成都でも起きているデモの様子をツイートしていた。
言論自由、新聞自由、自由が無ければ生きている価値が無い…多くの中国人が唱和している声が地鳴りの様に響いている。
石平太郎
@liyonyon
私の故郷の四川省成都市でも抗議デモ。
「自由がなければ死んだ方がマシだ」、「独裁反対」と叫ぶ人たち。天安門運動の再来というよりも、天安門の時を超えた明確な政治的訴求。
それを見てやはり、血が騒ぐ!
引用ツイート
方舟子
@fangshimin
向成都人民致敬:成都人民聚集望平街抗议,高喊“反对独裁”“言论自由”“新闻自由”“不自由 毋宁死”。
https://twitter.com/i/status/1596951120588308481
有無?と思った私に、友人が言った。
「今朝のテレビニュースを観ていないの?中国の各地でデモが発生しているらしいよ」
そこで、更にツイッターを検索して見た。
何と清華大学でも本格的なデモが起きているではないか。
Emily Feng 冯哲芸
@EmilyZFeng
Tsinghua university right now👇🏼 city after city seeing protests small and large against Zero Covid policies and against excesses of Communist Party rule - every hour there seems to be a new one
https://twitter.com/i/status/1596769092840873991
中国人はこれまでもずっと奴隷だった、これからもずっと奴隷のままだろう、と、魯迅は言った。
だから、中国では民主主義を志向する革命などは起こり様がないと私が考えていた事は既述の通り。
だが、習近平の(その入学の正邪はともかく)母校であり、中国を代表する大学である清華大学で、このようなデモが起こっている、という事は、今回の態様は、単なるデモではないのではないか。
有数の読書家である友人は、習近平に、あのような冷遇を受けた胡錦涛が代表する共青団が、本気で習近平打倒に向かい出したのだろう、と解説したが。
中国共産党お決まりの権力闘争の範疇だけならば、言論自由、新聞自由、自由が無ければ生きている価値が無い、独裁反対…の声が上がるだろうか?
10年以上前に、山東省出身で日本でバイトをしていた若者が、「共産党のシャッポ(帽子)を被っているだけ、中身は、あなたたちと同じよ…」と言った事は既述の通り。
いかに中国人と言えども、21世紀の今に生きている。検閲が厳しいと言っても100%閉ざされているわけではない。
それどころか彼らは世界中に観光客として大群で押し寄せてもいたわけである。
ひょっとすると、歴史上、初めて中国人が奴隷である事から脱却する…真の民主主義国家に変わる兆しなのだろうか?
もし、そうだとしたら、21世紀最大の出来事になるだろう。