文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

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小池が明日東京都知事選に出馬表明するのは、学歴詐称問題について、メディアは追及してこない事を確認、確信した上での事だろう

2024年06月11日 12時17分48秒 | 全般

以下は時々敬称略で書く、ラフの原稿である。
小池が明日東京都知事選に出馬表明するのは、学歴詐称問題について、メディアは追及してこない事を確認、確信した上での事だろう。
実は、これこそが最も肝要だったかもしれない。
日本保守党が、例えば、飯山あかり、や有本香を立ててこなかったからだろう。

東京都知事選挙の日程は、昨年、日本保守党が誕生した時点から、分かっていた事である。
なのに、日本保守党は候補者を擁立出来なかった。
何故か?
戦略と戦術を根本的に間違えていたからである。
日本保守党が誕生したのは、間違いなく、歴史的な事件だった。
これまで、ただの一度も政党の党員になった事がない私が、なっただけでも明らかであるといっても過言ではない。
日本保守党に、日本中の「国宝」である人たちが瞬時に参上した経緯は既述の通り。
だが、代表者である有本香と百田尚樹だけは、何故か、知らなかった。
政党の党員を一般会員6000円、特別会員20000円の有料で募集して、瞬時に6,5万人が集まった事が、戦後の政治史で最大の偉業だった事に、当のご両名が気が付かなかった。
それは、有本氏は多分、月間百万円単位、百田氏は本人が教えてくれている通り月間1,000万円超の収入を得る、スーパー・ユーチューバーだったからだろう。

定年まで宮仕えをして、今も大学教授をしている高橋洋一氏は、その事の凄さを、YouTubeで、自然当然に発言していた。
思うに、ご両名はアウトサイダーの様な言動を行っているが、インサイダーでもあったからだろう。

はせ参じた「国宝」たちの誰一人として、河村たかしに、参集しようなどとは思わなかった事は言うまでもない。

十分に、政界的にはインサイダーでもありながら、ご両名は、素人であると自らを規定した。
つまり、自らを天下を取る覇者ではなく弱者として規定したわけである。
この時点で、最初から勝負あった、という話だったのだろう。

この章は書きたくなかったのだが、小池の決定を聞いて、書かざるを得ないと思った次第である。

街宣などという戦術で戦って、どんな勝利を得ようと思ったのか?
既存政党、既存政治屋と同等の戦術、戦略で、天下が取れるわけがないのは自明の事。
極言すれば、敵は100年前から、街宣をやっている。
それに見合う組織を作っている。
そんなフィールドで、戦おうとした神経が私には分からない。

小池は、何故、出馬を決断したか?
学歴詐称問題で、メディアには叩かれない、との確信を掴んだからである。
彼女はメディアに媚びたわけではない。
むしろメディアに対して、彼女の特権を利用して来たのである。

メディアが黙って味方になるための一石二鳥の戦術が、新聞への全段ぶち抜き広告、全国紙であれ、東京都内の主要紙への全段ぶち抜き広告。
それを何度も繰り返す。
それだけで、メディアを味方につける事はできる。
だが、有本・百田両氏は河村との合体を選択した。
この時点で、今日の状況は決定していたのである。

河村が、石原慎太郎を相手にして主導権を取る事はできない。
大阪維新の会を相手にして主導権を取る事も出来ない。
だが、有本、百田を相手にしてなら主導権を取る事はできる。
少なくとも自分の選挙戦術、戦略に沿わせる事は出来る。

河村については既述の通り。
一つだけ付記すれば、有本、百田両氏が合体を選択し、最初に党員の前に姿を現した時の事である。
今では、誰も使わないだろう、極めて聞きづらい名古屋弁と称するものでの語り口と、
「義務教育は廃止しなければならない」等という、信じがたい程に、独りよがりな、正に、エキセントリックな物言いだけが印象に残った。

例えば、彼が、あの調子で東京で街宣を行ったならば、票を減らす事はあっても増やす事はないだろう。
名古屋は知らないが。

もう、これいじょう時間を割きたくないので、中断するが。
書こうとした理由だけは書いておく。

一瞬、大きな怒りに襲われた。
小池と蓮舫か…中国の関係を思った時に、執行部に対して猛烈な怒りを感じた。
だが、こう思ったのである。
小池は心底の親中派か?
自民党きっての政治的剛腕だった二階に合わせていただけなのではないか?
或いは、彼女の親中的な政策の全てが、二階に合わせていたものではなかったのか?
今、二階は健康面も含めて、殆ど影響力を失っている。

小池が当選するのは間違いがないだろう。
これまでの様な親中政策を彼女が取る必要は、もうないだろう。
彼女が、中国のハニー・トラップやマネー・トラップにかかっていない限り。

もし当選した後に、彼女が、親中政策、即ち、中国を利する政策を取った時には、二度と許さない決意で、学歴詐称問題も含めて、彼女を徹底的に糾弾すれば良い。

蓮舫は最悪だから…自民党が、どうのこうのという以前の問題。
立憲民主党は、反日政治屋、なりすまし日本人政治屋達の集まりと言っても過言ではない。
言わば、消去法で怒りが静まったからである。

有本氏が、日本保守党を泡沫政治団体と呼ぶ度に、私は怒って苦言を呈して来た。
だが、今回の都知事選に候補者を擁立しないとの決定を、執行部と称する数名で決めた…どんなに多くとも10人だろう。
瞬時に、日本中の「国宝」が6,5万人も参集した、戦後の政治史上最大の事件といっても過言ではない党の決定を、たった4人で行っている。
自分たちが、日本保守党を、泡沫政治団体にしているのである。

だいぶ前から思っていたのだが、一度も、全党員大会を開催しない態様は、本当に信じがたい。
私は、河村が静岡県知事選挙で立憲民主党候補者の応援演説をした件以来、殆ど、朝8や有本・百田両氏のチャンネルも見ていない。
東京都知事選に候補者を立てない事を伝える百田チャンネルの一部分だけは見た。
各方面の情勢分析結果によれば、小池必勝。
勝てない戦に打って出る将はいない…百田氏は、そんな弁明をしていた。
だが、各方面の情勢分析の主たるものは、恐らく、自民党筋の情勢分析だろう。
投票率50%以下の選挙を続けてきた既存政党と、
何故か…その理由については、先般の私の「超越」が当たっているはずである…低投票率を全く問題にして来なかったメディア。
極言すれば、彼らの情勢分析などに、何の意味があるのか!
天下を取ろうとしている政党が、そんなものが全てだと考えている時点で、失格だろう。
何のために、有本香、百田尚樹、という当代一流の平明な文章の書き手が二人もいるのか!
しかも、この二人は、他の既存政党にはいない、異能の二人ではないか!
自分たちの新たな戦い方、新たな戦術に対する確信…自分たちに対する絶対的な自信がなかった時点で負け戦は決まっていた。
その事にも気づかず、今後も、既存政党と全く同じ旧態依然とした土俵での旧態依然としたやりかたである街宣なんぞに、うつつを抜かすのであれば、
日本保守党が天下を取る、日本の政治を執り行う、日本を守る、日本を豊かに、強くする事はできないだろう。
ましてや、如何に、凋落の中にあるといっても、マスメディアは、今日、明日には絶対的に滅びない。
そのメディアから嫌われ、のけ者にされたままでは、なおの事。
メディアに媚びる必要もへつらう必要もない事は既述の通り。
メディアは使うのである。使って上げるのである。
東京都知事選挙なら、主要な新聞の東京都内購読全世帯に全段広告を打ち続ける。
何度も言うように、党員は、その費用として、一人1万円を、何度でも振り込む。
日本保守党の党員は、今、6,6万人だという。つまり、毎回、6.6億円が集まる。
党員以外にも費用の負担をお願いすれば、更なる巨額が集まる。
それが日本保守党の真の力である事に、何故か、有本・百田は気が付かない。
日本保守党の真の力が党員にある事に気づかなければ、日本保守党に未来はない。
日本保守党の真の力が党員にある事に気づかず、河村なんぞを後生大事にしている限り、日本保守党に未来はない。

私が、まだ熱心に朝8や有本・百田チャンネルを視聴していた頃、日本全国の党員の神経を逆なでるような事を、ご両名は何度か発言していた。
党員は、圧倒的に東京都内が多い。
ならば、何故、今回、候補者を立てない。
地方の首長選挙に候補者を立てなかった時には、そのような言い訳をした。
肝心の東京都には、違う理由を挙げて、候補者を立てない弁明をした。
そもそも、私が、有本香という名前をぴしっと知ったのは、私が購読している月刊誌に、彼女が、小池百合子批判の論文を掲載した時だった。
私は、小池なんかを、まともに相手にして大論文を書くとは、酔狂な人だな、という印象を持った。
だから、あの論文は、全部を読んだ記憶がない。
だが、百田尚樹の編集者、朝8の主催者としての有本香には感心して、毎日視聴していた。
そうしているうちに、晴天の霹靂のような、日本保守党誕生だった。
少なくとも、有本香は今回の知事選挙に出るべきだった。
戦術と戦法は、東京都内の主要な新聞全紙に、何度も、全段ぶち抜きの広告、政見広告を打つ。
小池都政と小池本人を完膚なきまでに批判しながら。
さすれば勝てると、私は、今でも確信している。
今からでは、広告の枠取りが難しいとすれば、仕方がないが。


国宝名古屋城本丸御殿修復工事ほぼ完了、一般公開開始。
撮影可。
以前から撮影に行きたかったのだが、6/7。晴天、良し、今日行こう、友人と一緒に急遽名古屋行きの新幹線に。
ついでに熱田神宮も撮影しよう、と。
ところが、名古屋の地下鉄が乗り換えである事を、乗換駅である金山が過ぎてから気付いた。
慌てて、次の駅で降りた。
その瞬間に、網棚にリュックを乗せたままだった事を失念した。
幸い、正に、日本だから、事なきを得たが。
熱田神宮は中止して帰阪。
その車中で、有本氏の、名古屋で党員集会のような事をしていたようなXが現れた。
私は、何の感慨も持てなかった。
この稿続く。


2024/6/7 in Nagoya


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