文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

日本人の中にも日本の贖罪意識を助長した存在がいる。その始まりが「日本は中国に迷惑をかけた」と唱え続けた日銀マン、岡崎嘉平太だ。

2023年01月18日 19時05分13秒 | 全般

以下は月刊誌WiLL2月号の特集、押し寄せる中国の危険〈チャイナリスク〉、習近平の夢は日本屈服、と題して掲載されている、戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである高山正之と世界有数の東洋史学者である宮脇淳子の対談特集からである。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。

日本外交の弱点
高山 
日本人の中にも日本の贖罪意識を助長した存在がいる。
その始まりが「日本は中国に迷惑をかけた」と唱え続けた日銀マン、岡崎嘉平太だ。
岡崎は朝日社長の美土路昌一の引きで全日空社長になり、その見返りに「日本はナチが欧州でやったのと同じことを中国大陸でやった」と言い触らした。 
岡崎は生涯、日本に贖罪を求め、中国との友好を語り続けた。
日中国交正常化の際、田中角栄が中国を訪問する2日前、周恩来は岡崎を呼んで中国には『水を飲むときには、その井戸を掘ってくれた人を忘れない』という言葉があります」「まもなく田中総理は中国に来られ、国交は正常化します。しかし、その井戸を掘ったのは岡崎さん、あなたです」と言った。
周恩来は心に思ってもいないことを平気で言える、もう一つの漢民族の特性を持っている。 
そうやっておだて上げ、谷野作太郎のような中国かぶれを量産させた。
親中派の外交官しかいないところが日本外交の弱点なんだね。
宮脇 
そういう日本人が今もいるなら、日本のほうが変わらなければなりません。
高山 
ところが、まだまだそういう連中はたくさんいる。
外務官僚だけじゃない。 
先日、中国の秘密警察の事務所が日本の秋葉原にあることが、スペインのNGO団体「セーフガード・ディフェンダーズ」の報告書で明らかになった。
本誌1月号でも、さかきゆいがその団体と参議院議員の松下新平のつながりを指摘しているけれど、マスコミはほとんど取り上げていない。
大手新聞では産経だけ。
自民党議員のアラを探すのに汲々としている野党議員には格好のネタだろうに。
松下新平は向こうの情報員と思われる中国人女性と懇ろになって参院議員会館の通行パスまで与えていた。
おまけに中国の出先警察の顧問まで引き受けている。
日中友好が善だと思っている風潮があるにしても、これは国家安全保障に絡む大問題だ。
第二第三の松下がいないと誰も断言できない。
にもかかわらず、中国が絡むと野党議員がみんな押し黙ってしまう。
実は中国からカネをもらっているので、同じ穴の貉(むじな)なのです、と告白しているようなものだ。
宮脇 
1972年の日中国交”正常化”以来、日本は中国に搦(から)めとられています。
岡田英弘(東洋史学者。東京外国語大学名誉教授)は、当時から「日中友交無用論」などというエッセイを書いたりしていたけど、「日中友好」の掛け声が大きくて、誰も反応しませんでした。
高山 
ホントだ。
だいたい自由であるべき報道活動がスタートの時点でLT貿易の合意の中に日中記者交換協定が締結された。
経済活動の一環と位置づけられたから様々な規制があって当然とされ それで「相手の悪口・批判はしてはいけない」とか押し付けられている。
そんな協定は国益を損ねるだけだね。
この稿続く。



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