Sun Set Blog

日々と読書と思うコト。

2往復目

2007年07月27日 | Days

 2往復目は神戸へ。2日間かけて4店舗を回る。自分の担当することになる店舗を見て回り、たくさんのはじめて会う人と挨拶を交わす。もちろん、まだ全然ちゃんとした話もできていないし、最初の顔見せといった感じなのだけれど、それでも各店のおおまかな感じを頭の中に入れていく。先入観に縛られないようにしなければならないけれど、最初に抱く感じのようなものもたぶん大切だと思いながら。

 これまでも日本中のたくさんのところを訪れてきたけれど、神戸に宿泊するのは初めてだった。三宮駅近くに泊まったのだけれど、JRから私鉄から地下鉄まで、様々な電車が乗り入れていて、雑然とした賑やかさがあった(とにかく人が多かった)。
 また、移動中に電車の窓から見る景色だけでも、神戸は山と海とに挟まれたそれほど広くはない場所に広がっていることがよくわかって、その分多くの家や建物が密集しているように見えた。もちろん、大都市であれば密集していることが少なくないのだけれど、それでも神戸や大阪などの関西圏は、歴史がある分その密集の度合いもより複雑で根深いように見えた。同じ日本なのに、並んでいる店の看板だってほとんど同じなのに、それでもなんとなく違う造りであるかのように思えてしまう。地域性というのは確かにあって、どうしたって生まれ育った場所の空気のようなものを纏ってしまう。そしてそれが異なる場所に来たときに、なんとなく違う場所に来たような印象を抱いてしまうのだ。
 そういう意味では、神戸は僕にとってはある種の異国のような感じだった。

 ただ、そういうのも最初だけのことだと思う。東日本と西日本、あるいは東京と神戸、それらは確かに異なる場所だけれど、同じ国であることは間違いない。それなので、表面的な部分から一歩踏み込んでみたら、ベースは同じ日本人というところなのだと思うし。こうやって書いていて、これがもし外国だったとしても、ベースは同じ人間だからなどと書くのだろうと思ってしまう。ものすごく楽観的でイージーな考えかもしれないけれど、同じ物事だって、結局はどこから光を当てるのか、どの方向から見るのかということだけの話なのだから、だったら自分なりに納得できる解釈の仕方でいいだろうと思う。結局は、自分なりの解釈で様々なことを見つめていくことが、生きていくということなのだろうし。

 そして、その解釈が異なる人たちと触れ合って、新しい解釈ができるようになること。それがたぶん大切なことなのだろうと思う。
 いずれにしても、これからしばらくはいままでほとんど訪れることのなかった神戸付近の人たちと接していくのだ。
 いろいろと、学ぶことができればいいなと思う。

 そう言えば、神戸の店のひとつを回ったときに、7年ぶりくらいに会った人がいた。昔新しくオープンする店の教育係をやっていたことがあったのだけれど、四国の店のオープンのときに教育したパートさんだった。そのパートさんがいま神戸の店に移っていて、偶然会ったのだ。「すぐに○○さんだってわかりましたよ」と言われ、7年も経ったのにあんまり(というか全然)変わっていないんだ……と思ってしまった。
 まあ、若々しく見えると解釈すればいいのか……


―――――――――

 お知らせ

 明日から3往復目。5時起きが続きます。
 最近読んだ本は『リーダーシップは教えられる』(シャロン・ドロッツ・パークス著。ランダムハウス講談社)と『原則中心リーダーシップ』(スティーブン・R・コヴィー著。キングベアー出版)です。わかりやすいですね……

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