Sun Set Blog

日々と読書と思うコト。

ミルク&come again

2008年08月11日 | Days

 金曜日(厳密に言うと土曜日)は結局午前3時30分過ぎに眠った。
 そして目覚めたのは午前9時。
 前日の夜更かし(と少しのお酒)のせいか、大分眠い。けれども起きて、飲み物を飲んで、それからジャージに着替えて柔軟運動をする。本当は起きてすぐにジョギングをしたくはないのだけれど、夜遅くなることがわかっていたので、朝に走ろうと決めていたのだ。
 いつもの夜ではなく朝なので、走る前に飲み物を多めに摂る。汗をものすごくかくので、消耗を少しでも避けるため水分をしっかりと摂っておく必要があるのだ。

 いつものコースを走る。睡眠時間が短いこともあってか、あるいはただ単に疲れているのか、普段よりも大分きつい。日中のジョギングは、本当なら景色が新鮮で楽しいのだけれど、それどころではない感じ。でもなんとか10kmを走りきり、あらかじめ沸かしておいたお風呂に入る。午前中なので少し熱めに。

 それから準備をして、11時30分に着くように歯医者に出発。歯医者で治療をしてもらい、途中のモスバーガーでモスバーガー単品とモスのかき氷(歯医者の後なのに!)を買って、部屋に帰る。出掛ける予定になっていたので、今日は自炊はなしですぐ食べられるようにモスバーガーにした。軽い昼食をとって、それから掃除をする。掃除機をかけて、シュレッダーにかけるものをかけて、玄関を掃除して、それからトイレ掃除をする。

 掃除がひと段落着いてから、本を読んだり雑誌を見たり文章を書いたりして、少しのんびりして過ごす。午前3時30分まで起きていたせいか、少し眠たくなる。でも出発の時間が近づいていたので、16時頃にお風呂の掃除をして、その後でシャワーを浴びる。着替えて、それから出掛ける準備をする。

 土曜日は、国際フォーラムで開かれる「New Classic Gig in Japan 08」に行くことにしていたのだ。これは、昨年からはじまったクラシックとJ-POP(+DJ)のコラボレーションライブイベントで、今年のメインはCharaとm-floのVERBAL、演奏するのは東京フィルハーモニー交響楽団。通勤のときの中吊りで紹介されていて、ずっと気になっていたのだ。

 17時過ぎに部屋を出て、18時少し過ぎに有楽町に到着する。国際フォーラムまでてくてくと歩く。前に来たときにはBlastだったような気がする。国際フォーラムの中央の街路樹が植わっているような広場がライトアップされていて、散歩などに気持ち良さそうな感じになっていた。たくさんの人たちが待ち合わせをしているのかベンチに座っている。

 中に入り、自分の席を確かめる。後ろの中央で通路側。ステージ全体が見えるよい席。
 開演までイートコーナーでコーヒーを飲んで待つ。Numeroという雑誌の最新号が公式パンフレットになっていて、やたらと売り子が売り歩いている。インタビューは読んでみたかったので購入(500円)。
 場所柄、おしゃれに着飾った人がとても多く、いろいろな人を見ているだけで楽しい。男も女も、こだわった感じの人が多い。ただ、年配の夫婦なんかも混ざっていて、これは東京フィルの演奏でもあるからだろうか? などと考える。人間観察というほど大それたものではないけれど、ちょうど通路側の席だったので、通路を行き来する人たちを見る。

 そして、開演。ステージ後方にたくさんのディスプレイがセットされていて、VJのショーとのコラボレーションでもあることがわかる。GIG全体のテーマでもある「NO FIGHT, YES MUSIC & PEACE」の文字が青空などの映像とともに表現される。薄暗いステージに、華やかな映像。大音量のクラシック。そういったイレギュラーな、けれども新鮮な時間がはじまる。

 最初にプレイしたのはSugiurumn。ハウス・ミュージックDJとして有名らしいのだけれど、今回はじめて知った。DJプレイとクラシックの融合というのはこんな感じなのかということがわかる。面白そうだと嬉しくなる。

 そして、次に登場したのはChara。会場が沸く。僕も目的はCharaだったので、当然沸く。
 クラシックでもあるのでホームページに曲順はアップロードされていて、会場でもらったパンフレットセットにも当日の演奏プログラムの用紙が入っていた。12曲。楽しみなのは後半にある「やさしい気持ち」と「ミルク」。特に「ミルク」は大好きな曲だったのでとても楽しみ(Charaも歌う前のMCで「大好きな曲」と言っていたし!)。

 最新アルバムの『HONEY』の曲も数曲やる。結婚の歌だというMCの後の「TROPHY」や、当日ピアノを担当していた蔦谷好位置が作曲した「そして、僕が届かない」、「愛を憶える」に「Cherry Cherry」。どれもオーケストラとの競演で、よく知っている曲なのだけれど、新鮮に感じられる。途中のMCではオーケストラとのこういった形での競演ははじめてで、緊張しているという話があったり、当日誕生日の人のためにハッピバースディを歌ったり、あっという間に時間が過ぎていった。

 そしてインターミッション。20分の休憩。こういうのはクラシックのコンサートのようだ。

 休憩の後の第2部はいよいよVERBAL登場。1曲目から観客総立ちで最高潮に盛り上がる。ステージ所のディスプレイに時々映し出される客席では、戸惑ったように腕を組んでいる中年男性なんかが映っていて面白かったけれど、大半の人はリズムに合わせて腕を振り、あるいは手拍子をしている。

 途中で3組のゲストがくる。1人目はLisa。もちろん観客は大盛りあがり。プログラムでLisaがくることはわかっているのだけれど、それでもお約束でやっぱり大盛りあがり。個人的に(そしておそらく会場のほとんどの人にとっても)最高だったのは「come again」をやってくれたことで、生でLISAボーカルの「come again」を聴くことができるなんて思わなかったので、本当に嬉しい。01年の曲で、01年なんていったい何をしていただろう? と思ったりするのだけれど、よい曲は時の流れはあまり関係ないなと思いながら腕を振りながら目に耳に焼き付けようというように聴く。

 それからもBlastでおなじみの石川直のドラムの時間があったり、MINMI「Lotta Love」があったりと、盛り沢山。最後にはお約束ながら「Love to Live By」(m-floとCharaのコラボ曲。アルバム『COSMICOLOR』収録)をやって終わり。

 面白かった。Chara→VERBALという順番もよかった。また、昨年に引き続き指揮をしたという栗田博文さんは、髪なんか銀色で、なんだかはじけている感じの指揮者だった。キャラクターが立っているというか。

 帰りには、ミラフィス・ウォーターの500mlのボトルを一人一人にくれる。こういうところも自然に優しいというか、テーマと繋がっているのだろう。

 行ってよかったと思う。生のCharaを聴くことができたこともよかったし、クラシックとのコラボレーションなんてなかなか観ることができないのも新鮮だった。出演するアーティストによって印象が大きく変わりそうな気がするけれど、今年の組み合わせは個人的にはとても嬉しかった。繰り返しになってしまうけれど、「ミルク」と「come again」がとてもよかった。


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 今週読んだ本は2冊。『最高の成果を生み出す6つのステップ』マーカス・バッキンガム著。日本経済新聞出版社。と、『誰よりも美しい妻』井上荒野著。マガジンハウス。
 前者は、自分の強みを発揮できる環境を作るためのレッスン、というような本。よくあるような本で、ところどころ印象的ではあるけれど、それほど目新しいところはない。
 後者ははじめて読んだのだけれど、江國香織にとても似たトーンで驚く。実際に友人で仲がよいらしいけれど(著名な作家や随筆家の娘というところも共通している)、なんだか不思議な感じがする。著者名を隠して誰の本か当てる問題があったら、ぼんやりしていると誤答してしまいそうだ。
今回の直木賞をとった作家で、Amazonで取り寄せたら、さっそく帯が「新直木賞受賞作家」になっていた(すばやい……)。でも、いい感じがしたので他の本も読んでみようと思う。
印象的な表現なんかも随所にあって、何かが起きそうで結局何も起きない(あるいは何かが起こっているのに、何も起こっていないかのように錯覚してしまうような)感じがとてもよく出ていて、けだるさというか文中にもある怠惰というか、あるいは美しく腐敗していくような感じもあって考えさせられる。


 日曜日は出勤。6時台の電車に乗り、20時台の電車に乗って帰ってくる。部屋に帰ってきたのは21時20分くらいで、それからいつものように10km走る。1km5分を切るペース。お急ぎモードで洗濯機をスターとさせ、お風呂に入り、カットフルーツ盛り合わせを食べる。先日も飲み会で部屋にテレビがないことに「信じられない!」という話をされたのだけれど、こんなことをしていたらあっという間に0時になっているのだから、確かにテレビを見る暇はないかもしれない。

 明日は仕事。水曜日から5連休で、3泊ほど札幌に帰省する。地元の友人たちと飲む約束をしたので、来週の飲み会も2つに。最近はなんだか飲んでばっかりだ……


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 お知らせ

 今日のジョギングのときの音楽はm-floだったのでした。

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