携帯電話を変えた。約2年半ぶり。
そんなに使うなんて! というようなことをアルバイトに言われたけれど、欲しいと思う機種がdocomoでなかったのだから仕方がない。
今回変えた機種はn703iu。色はブラウン(落ち着いたいい色)。最近出たばかりの504シリーズと異なり、おサイフ機能もついていないし、ハイスピードも、ワンセグだってついていない。けれどもとてもうすくて、デザイン的にはとても格好いい。この機種は前にも気にはなっていたのだけれど、今度購入するならやっぱりワンセグつきとかいろいろと思っていたので、ハードルが高すぎてこの機種は候補からはずしていたのだ。
それにしても、今回改めて様々な機種を手にとってみたのだけれど、まるで各メーカー間で密約でもあるかのように、すべての機能がいい感じに入った機種がないのだ。ある機種はワンセグ機能が優れているけれど、ワンセグ番組を録画することができない。ある機種はハイスピードで動画までダウンロードできるけれど、ワンセグはついてない、というように。
それに、あくまで個人的にだけれど、504シリーズには所有する喜びのようなものを感じさせてくれる機種がないと思う。毎日使い、毎日持つものなので、やっぱりそういうことは大切だと思うのだ。
たとえばiPodだっていまではもう誰もが持つツールになっているけれど、それでもやっぱり所有している喜びのようなものは絶対にある。だからこそ毎日いい気分で使っていられるのだ。物欲なんて本当に大切な様々なことに比べたら全然どうだっていいことだけれど、それでも重要視してしまう気持ちはやっぱりある。お気に入りの携帯電話を持っているだけで、携帯電話を開くときに嬉しくなってしまうというのは絶対にあると思うし。
で、今日で丸1日経ったのだけれど、薄くてカッコいい……といちいち嬉しくなってしまっている。店で部下に見せたり、部屋に帰ってきては意味もなくぱかぱかと開いてみたりしている(まるで携帯をはじめて手に入れた中学生のようだ)。豊富な機能は全然使いこなせてなんかいないのだけれど(それはまあおいおい覚えていくとして)、少なくとも所有する喜びは購入前に予想していたより、全然高くて自分でも驚いてしまう。
残念なのは文字のフォントの粗さ。iモードでニュースを読んだりするのだけれど、そのときの文字があまりなめらかなフォントではなくて、そこがちょっと気になってしまう。デジタルっぽい、ドットっぽいのが売りの携帯なので、その辺りもわざとやっているのかもしれないけれど。
結局、ワンセグやオサイフケータイはやめたのだけれど、その理由はこれから特に携帯を使う頻度が多くなりそうだったからだ。エリアを見ることになるので、各店からかなりの頻度で様々な連絡が入ってくる。また、こちらからも連絡をかけていく。そのためには携帯電話の「話す」ツールとしての側面が充分機能すれば、全然問題ない。
もちろん、毎週横浜から関西まで出張に行くので、合間の時間にニュースを見たりはする。そのときにはiモードやichで事足りるし(今回はじめてichをつけられる機種にしたのだけれど、これはとても便利で新鮮。いまさらなのかもしれないけれど)、それくらいの機能ならこの機種にもついている。ちょっと欲しかったワンセグは、視聴可能なノートパソコンを購入する予定なので、それでカバーできる。
常に持ち歩いて、負担にならなくて、「話す」ことが充分にできるのなら、それで問題はないのだ。
電話だし。
昨日の休日にはその他にも細々とした物を購入した。CDはandrea corrの「ten feet high」とR.Kellyの「Double Up」、システム手帳のリフィール、そしてジョギング用の膝丈のDri-FITのトレーニングパンツとTシャツ。今日の帰宅後早速トレーニングパンツを履いて5キロ走ったのだけれど、いままではジャージだったので、涼しい感じで走っていて新鮮だった。Dri-FITのシリーズは汗を吸収するせいか、普通のTシャツより全然機能的だ。。
DVDは『時をかける少女』を見て、本は『ロジカル・ライティング』照屋華子を読み終える。
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お知らせ
オシムのインタビューでの言葉「一つのベルが鳴るより、多くのベルが鳴った方が、いい音がするだろう?」にはやられた、と思いました。(自分の言葉を一方的に聞くだけではなく)選手間の会話や意見のぶつけ合いが増えていって欲しいという流れでの言葉だったようですが、相変わらず含蓄に富んでいてすごいと思うのです。
同じ場所に同じように続けていることで、久しぶりに訪れてきた人にもある種の空気感のようなものを再び感じてもらうことができる、というのは公開日記を続けている醍醐味のひとつだと思います。あるいは昔好きだった喫茶店が、何年かぶりに訪れてみてもまだやっていて同じ味のコーヒーを出してくれる、というのに近いのでしょうか?
いずれにしても、気楽に遊びにきてください。