桜蘭高校ホスト部  [付]妹≒娘?

2007-11-28 22:03:59 | レビュー系
時は涼宮ハルヒ関連の同人が世に数多く出回り始めた頃のこと。

「涼宮ハルヒ」という名の作品が人気を集めているらしいと薄っすら認識している中でたまたま見つけたのが「藤岡ハルヒの放課後」という本。

「藤岡ハルヒ??確か涼宮ハルヒだったよな。作中に同名の人物でも出てくるのかしらん?」と興味を持ったので読んでみると、実は「桜蘭高校ホスト部」という全然違う作品なのであった。


設定が印象に残っていたため一度見ておくかと思いつつ、色々あってしばらく間があき、ようやく先週レンタルで観たが……
これおもしれぇわ!!
あれだけ色々書いた地獄少女などでさえ先を観るのにどこか義務感がつきまとっていた。しかし、この作品はただ純粋に先が気になって仕方ない。おバカなネタもことごとくツボにはまるし…掛け値なしにこんだけおもしろいと思った作品はほんとに久しぶりだ。というわけで、印象に残った点をちょろっと書いておこうと思う。


◎ハニーくんは反則
この子はヤバイ。萌えすぎてヤバイ。あの声だけで十分反則なのに、あの天然な行動はもうね…はぅ、かぁいいよぉ(T∀T)今すぐ息子にしたい…作中で環(ホスト部部長)はハルヒの「父」を自認しているが、それなら俺はハニーくんの「父」を志願することにしよう(←バカ)。なに?崇がいるって?なら両方まとめて面倒みてやるわい!(.∀・)登場するたびに出血するため今では部屋に輸血パックとビニールシート、洗面器が完備されているが、近いうちに失血死した姿が家で発見されるかもしれない。

ちなみにハルヒもかなりいい線いっているんだが、こいつの場合妹のような娘のような微妙なラインであるため、今ひとつ評価が安定せず、ハニーくんほどの攻撃力を持つには到っていない。


◎一話目の電球ネタ
ハルヒが女だと部員が気付くタイミングを表したネタだが、ハニーくんが二番目に、しかも常陸院兄弟や崇が直接的な原因で気付いたのに対し、ぬいぐるみを見たハルヒの反応だけで見抜いたあたり、彼が単なる天然キャラではない(意外に鋭い)ことを暗示しているようでおもしろい。この演出はハマるもう一つのきっかけとなった。


さて、ここからはもうちょっと一般的(?)な話。
以前「娘属性」の話を書いたが、それが単に年齢によるものでないことはニアアンダーセブンのまゆ子(主人公)が娘のように思えてしまうことからも明らかだ。確かニアを読んだのは20だか21歳の頃なんだけど、19歳でほとんど歳の違わないまゆ子の頑張ってる姿を見て、頭を撫でてやりながら「俺がお前の学費何とかするから」と言いたくなったのを記憶している(もっとも、まゆ子の場合は父親の影を背負っているがゆえに、もともと保護欲を引立てられやすいキャラなんだろうけど)。ここでハルヒが妹と娘の合間にいることを考えると、実は「妹キャラ≒娘」という図式が自分の中にはあるのかもしれない(苺ましまろも参照)。だとすれば、その対立項にある「姉キャラ」に食指が動くのもより理解しやすくなる。まあここは安易に一般化せず、もっと色々な材料を集めった時に考えてみることにしよう。
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