「恐怖の世界」について:レトロな表現方法が異世界感と根源的恐怖を演出する

2023-10-21 12:23:07 | ゲームよろず

 

 

ネットニュースを見ていたら、「恐怖の世界」というホラーゲームの日本語版が発売されるという記事を見て、一発で「これは買うしかねえ!」と購入するに到った。

 

 

 

 

伊藤潤二やラブクラフトに影響を受けた作品らしいが、自分が真っ先に思い浮べたのは「スウィートホーム」だ。

 

 

 

 

「ちょっとしたことが自分や仲間の死に繋がる」「ドット絵でも、否ドット絵だからこそより怖い」といった点が連想した理由かもしれない。

 

ともあれ、「恐怖の世界」は白黒画像とレトロなBGMが印象的で、そのことが「異世界感」や「根源的な恐怖」を演出するのに大きく寄与していると思う。

 

昨今の技術の進歩により、グラフィックもBGMも、足し算思考がされることが多いように思うが(その方がわかりやすいから企画も通りやすいのか?)、実際にはそれらは手段に過ぎず、むしろアナログな表現方法が効果的な場面というのも少なくない。

 

その事例としては、何度か紹介してきた「undertale」「papers,please」「Needy girl overdose」などが挙げられるし、あるいはドラクエ3のラーミアの曲はオーケストラにすると哀愁が減衰するとか、ドラクエ4の姉妹の旅はファミコン版の方がより悲哀と切迫感が強調されていて展開に合っている印象を受ける・・・など枚挙に暇がない(もちろん個人差はあるので、上記の例で絶対にレトロな表現方法が正しいとまでは言わないが)。

 

すなわち、前者は寓話を表現する上で効果的であり、後者はかつての全体主義国家とそこでの閉鎖感覚を表現する上で有効だった、ということである。

 

ともあれ、久々にビリビリきた作品なので、これを年内にやり込むゲームとして設定したいと思う。

 

え、前に買った「サガコレクション」はどうなったかって??

 

さあて、知りませんな( 。∀ ゜)


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