遠くにありて思うこと

2019-05-22 16:15:54 | ドイツ旅行

ドイツのフランクフルト空港を出て最初に行ったのはケルンだった。

 

で、下のような街並みを見ると

 

 

いかにもヨーロッパ=異国にやってきぜ!とワクワクしていたと思われるかもしれない。しかし実は、関空で借りたイモトのwi-fiが使えないことが判明し、なんだってー!とテンパりかけた時に現実逃避も兼ねて(笑)撮影したのがこれである。むしろこの異国情緒が俺の不安を嫌が応でも高める、なんてね(・∀・)

 

ま、まあこんなこともあろうかと、スマホで調べた重要事項はメモ帳に書き写しておいたんだからね!それに従って動けば何とかなるはずさ。

 

その約2時間後・・・我が荷物は消えにけりorzその中に着替えや薬、そしてメモ帳も含まれていたわけで。いやはや泣きっ面にバキとはこういうことですな(違う)。

 

まあでも無くなったもんを嘆いてもしょうがないわ。これで身軽になったと思って次行こ次!

 

というわけでケルン駅のインフォメーションセンターにてハイデルベルク行きの電車を調べてもらう。紳士なおじいちゃんで色々丁寧に教えていただいた後、なぜか「再見」と挨拶され別れる。うーむ、トルコでも中国人に間違えられたことあるけど、目が細めだからなのかねw

 

 

ちなみにそれがこの用紙。これから旅をしていくに際して、何度も澪標となる貴重な情報源でありました。

 

他にも現地で撮影したものとしては、

 

 

こんなのもあったり(しかし、何でこれわざわざ撮影したんだ??)。ハイデルベルクからマンハイム、マンハイムからシュツッツガルト、シュツッツガルトからヘッヒンゲンというルートである。これで午前中からホーエンツォルン城を見れるし、夕方にはテュービンゲンに戻ってそっちも観光できるぜ!そしたら翌日にはフュッセン入りして・・・と計画がよりスムーズに行きそうなことからニヤニヤしていたら、マンハイム行きの電車が5分遅延しくさりました(;´∀`)

 

おそらく通勤&通学ラッシュの時間帯で、かつドイツの電車のドアって手動(ボタンを押す)なため乗り込む人が多くて時間がかかったんじゃなかろーかと推測するが、それをシュツッツガルト行きのICEが待つと妄想してたら定時発車したので、めでたく調べ直しってヤツである(。∀゜)しかも朝早いのでインフォメーションセンターが空いてなーい!というわけでプラットフォームの乗務員と思しき人に聞いてアプリで調べてもらったり・・・とこれまた色々な人に助けてもらっておりました(ちなみに、それで調べると余りに待ち時間が長いので、インフォメーションセンターに行って確認した方がいいと促され、結局は駅で朝飯を食い、センターで用紙を出してもらったのであった。なお、電車の時間を調べてもらう際は、乗り継ぎ時間がタイトなことが多いので、念のため次の電車になった際の乗り継ぎ時間・ルートも調べてもらった方が無難である)。

 

まあことほどさように計画って何それ美味いの?というレベルで事態は動いていったわけだが、その中で改めて思ったのはああ、自分は色々な人に助けられてるんやな~っていう当たり前の話(「人に生かされている」って表現するとちと大げさですかね)。どうも日本にいると、よほど何かが生じない限りは自力で生きているという感覚を免れることは難しいが、特に一人旅をしていると、知らないシステムや特徴なんて当然あるし、想定外の出来事も当たり前に起こる。そういう時、人に助けられる経験をすることで、自分という存在の矮小さを認識し、また他人に感謝もするようになる・・・

 

こうして世界の見え方や人への対し方も変化しうる、ってのも旅の醍醐味だよな・・・と異国の地で思ったことを記しつつ、この稿を終えたい。


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