持たざる国×総力戦×基地外テクノクラート=

2023-10-13 16:42:13 | 歴史系

 

 

現地調達による飢餓作戦で民族浄化だよなあ!

 

どうもゴルゴンです。
テクノクラートって、秋丸機関のようにデータを蓄積して冷静に分析し、勢いだけのチキンホークどもに歯止めをかけるイメージがあるかもしれないが、実際にはこのヘルベルト・バッケであったり、優秀な医学者ながら人種主義を前面に打ち出して人体実験を繰り返したエルンスト・ローデンヴァルトのように、むしろ理論的お墨付きを与えるケースもままあったことには注意が必要だろう(まあそういった事情から優生学が厳しく批判されるようになったわけだし、また遺伝子解析が差別を正当化するのではないかという懸念がされているのだけど)。

 

まあ独ソ不可侵条約結んでんのに何でバルバロッサ作戦やねん!ていう突っ込みに対し、よく生存圏と人種主義の話は出てくるが、同時に海上封鎖などによる資源の問題という視点も忘れてはならないね。例えばソ連との関係が悪化する契機となったバルカン半島への進出についても、単にイキりザコ=ヘタリアからの救援要請だけでなく、ルーマニアのプロユシティ油田ゲットなど、戦争遂行のための資源獲得という側面があったわけだし(まあそこを利用できるようになったらなったで、後にはそこへの空爆を恐れて爆撃機の出撃地となるクリミア半島をおさえる必要が出てきて、今度はマンシュタインによるセヴァストポリの戦いが始まって、それが戦力分散で後のソ連侵攻にも影響を与えていく・・・という具合にどんどんエスカレーションしていくのは、どっかの国の南方戦争と全く同じ構造を思わせて香ばしいって話であるが)。

 

中東情勢が急速にカオスになってるんで、パレスチナへのユダヤ人入植の経緯を追っていくと、ナチスのホロコーストはもちろん一つの契機としてクローズアップされるわけだけど、それ以外でもこれだけ凄惨な「やらかし」をしている事例として挙げてみた。とはいえ、ヨーロッパにはヴァルフォア宣言/フサイン・マクマホン協定/サイクスーピコ協定という三枚舌でカオス創出の原因を作った「ブリカス」の名誉ある称号を持つDA帝国さんもいらっしゃったり、秘密協定ではおフランス様もお仲間だったりするんで、まあこいつらよくやるわって話である。

 

あ、でももっと遡って、19世紀後半のアンチセミズム(反セム民族主義)とシオニズム運動の高まりって意味では、フランス革命とナポレオン戦争によるナショナリズムの波及まで遡っちまうんだけどな・・・てことはもうほぼヨーロッパ全体の責任てことでOK?「ともあれ、コルシカ野郎は滅ぶべきである」なんてね(・∀・)まあ少なくとも、なに他人事みたいに眺めてるんですかねえ?とは思いますなあ。

 

・・・という雑な終わりでは、先の大戦の責任について問われた時、対華二十一箇条に柳条湖事件、日独伊三国軍事同盟締結や仏領インドシナへの軍事進駐といった所業を全く無視して「ペリー来航ガー!」と喚き始めたり、逆にいきなりABCD包囲網やハルノートから話を始める連中と変わらんので、最後に今回のハマスの攻撃やらを簡単に解説した動画を掲載して終わることとしたい。

 

 

 

 

まあほんと、どこのラインで止まるかだよな・・・ここにウクライナ情勢も中国の不穏な経済状況もアメリカの弱体化も色々絡んでるわけやし。経済状況の悪化は、不満のはけ口を求め、そしてその解決策をわかりやすく示そうとすれば、外敵の設定と対外積極策(挑発・侵攻)になり、それによる同時多発的な対立のエスカレーションをコントロールする力はもうどこにもありゃーせんとなれば、その先は予測不可能なカオスが待っているわけでね。


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