水産業界事件記録

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暴力団排除の漁業補償 北九州市、2漁協と契約

2015-07-02 17:56:04 | 日記
暴力団排除の漁業補償 北九州市、2漁協と契約 [福岡県] 2015年07月01日 01時25分

 北九州市は30日、地元の2漁協と港湾開発に伴う漁業補償金の契約を結び、漁協側に補償金の配分先リストの提出などを求めた。暴力団排除が目的。

 漁業補償は、公共事業で海を埋め立てる際、漁場がなくなったり、漁獲高が減ったりすることに対して支払われる。この一部が暴力団に流れているとの情報があり、関係者は今年2月、組合員への分配額を記した一覧表を漁協が市に提出することで合意していた。

 今回の対象は、同市若松区の防波堤整備事業。同市は、若松区の北九州市漁協とひびき灘漁協に補償金計5045万円を支払う。市は、提出された配分先リストを調べ、組合員以外に補償金が渡っていることが確認されれば、漁協側に違約金の支払いを求める。

 北九州市では漁協の幹部やその親族を狙った死傷事件が発生。港湾利権を狙って特定危険指定暴力団工藤会(同市)が関与したとみて、福岡県警はトップらを逮捕している。

=2015/07/01付 西日本新聞朝刊=