すばりずむな日々

日常の出来事を何でもピックアップ♪主にお菓子と映画かな?

人形館の殺人

2005年03月03日 20時26分46秒 | 今日の本
1993
講談社
綾辻 行人
ストーリー:人形館と呼ばれる、亡き父親が遺したなぞのマネキンが転がってる屋敷に住むことになった主人公。近所では通り魔殺人が連発し、主人公の身の回りでも妙な事件が起きる。

またもや館シリーズになっちゃいました・・・
4作目であるこの作品は前作とは違う。
何て言うか・・・犯人がすっごく悲しい。
なぜか京極夏彦を思い出してしまった。

にしても、このシリーズは島田潔という登場人物が探偵役として出てくるんだけど、
今回の登場の仕方は不思議だった。
毎回思うけど、よく考えてるなぁ~って思う。
確かに1作目が1番面白かったと思う。やっぱ衝撃的だったしね。
でも、2作目以降もすっごく考えられてて、ストーリー以外にもいろいろと楽しめる。


高塩水中のアクリル酸の回収除去3

2005年03月03日 10時59分17秒 | 卒業研究
毎回思うけど、タイトルが長い・・・
まぁ、いっか

んっと、まず前回説明したガスクロマトグラフィーについて補足。
写真の下に2つのグラフがあるのがわかると思うんだけど、
ガスクロ測定で得られるもの。
最初ガスが出てないときは左側に針があるの。
で、ガスが出ると針が右側に移動する。
そのガスの量や、出る勢いによって特徴が出るんだけど・・・これをピークって言うの。
上手く説明できなくて、モヤモヤするなぁ~
で、ピークの面積値によって、アクリル酸の濃度を算出する。

そんなわけで、機械に試料水を打ち込むんだけど、今回の実験では打ち込み量が少ないの。1μlって言ってもピンと来ないと思うんだけど、
1000μl=1ml  1000ml=1l(リットル)って言えば少ないってことはわかるかな?
だから、どうしても誤差が大きくなる。
目でわからない程度でわずかに打ち込み量が変わっただけで、ピーク面積値が大きく変わる だから、内部標準というのを取り入れて、実験誤差を軽減してるの。

アクリル酸試料水に、常に一定濃度の別の溶液を加えておくの。
そうすると、打ち込み液の中の、アクリル酸:内部標準の比率は常に変わらないから、
打ち込み量が変わっても、アクリル酸量を相対的に求めることができる!!
これはやってみないとピンと来ないかもしれない・・・
後輩に説明してもきょとんとして、「はぁ~そうなんですか?」って言われるだけ(^o^;)

で、内部標準に何を用いるかを検討したの。その結果が、上の表で示されてる。
計7つの溶媒を適当にガスクロに打ち込んだんだけど、使えそうだったのは2つだけ。
アクリル酸のピークと内部標準のピークが綺麗に分かれてくれないと面積値が求められないから、それぞれのピークが綺麗に分かれなくちゃいけないの。
下のグラフを見て、ブタノールよりジオキサンの方がピークが綺麗だったから
ジオキサンを内部標準として採用!

長々と説明しちゃったけど、結局これが言いたかった