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すばりずむな日々

日常の出来事を何でもピックアップ♪主にお菓子と映画かな?

☆「回廊亭殺人事件」東野圭吾☆

2011年02月06日 23時23分23秒 | 今日の本


この作者は、読みやすいから好き
昨年から、月に1,2冊ぐらいこの作者の本を読んでるけど・・・なかなか読破出来ないなぁ~
刊行ペースがめっちゃ早っ
確か、ガリレオシリーズの最新巻がもうすぐ出るんだったかな??読みたいなぁ~

さて、この「回廊亭殺人事件」は、遺産相続を巡る殺人事件の話。
突っ込みどころが満載かも・・・。
そもそも設定がムリがある気がする
主人公が老婆になりすまして、真犯人を突き止めようとするんだけど・・・
プロがやるような特殊メイクじゃないとムリじゃないかな・・・

それに、真犯人にもっと早く気づきそうな気がするんだけどな
何より、当事者だけで解決し、フェイドアウトする話はあまり好きじゃない
何だかしっくり来ない話だったかなぁ~
ってか、アレじゃあ主人公が悲しすぎるし

総合評価:★★☆☆☆
最近、後味の悪い本や悲しい話ばっか読んでるなんかハッピーエンドで終わるような本が読みたい

☆「モロッコ水晶の謎」有栖川有栖☆

2011年02月02日 22時22分22秒 | 今日の本


この著者には、「学生アリス」と「作家アリス」シリーズがあって、
「作家アリス」シリーズの中には、国名シリーズってのがある・・・ややこしぃ
そんなわけで、コレは国名シリーズ
著者がエラリー・クイーンの題名も見習ったシリーズ

もともと友達に紹介してもらった「学生アリス」シリーズ1作目の『月光ゲーム』が面白かったのがきっかけ
そのまま「学生アリス」シリーズを読み続ければ良かったのに、
その後は、国名シリーズに飛び火してます
このモロッコだ8作目で、今出てる国名シリーズはラストなんかな??

この「モロッコ水晶の殺人」は、「助教授の身代金」「ABCキラー」「推理合戦」「モロッコ水晶の謎」の4話からなる短編(?)集

「助教授の身代金」
火村先生ではなく、助教授役で有名な俳優の誘拐事件でした
最後の方の、聞くことにしか興味がないから、自分が言ったことすら覚えてないんだって感じのセリフは痛快だった
ってか、火村先生の記憶力は良すぎるんだけど・・・

「ABCキラー」
コレが1番読み応えがあったかなぁ~
アガサ・クリスティーの「ABC殺人」をモチーフに書かれた作品。昔読んだ気がするんだけど、大筋しか覚えてないなぁ~
第3の犯人はアイツだったらしっくり来たんだけどなぁ~マスコミが犯人って感じにしたかったのかな??

「推理合戦」
小休憩的な作品思わずニヤリとする作品だけど・・・先輩作家はアレ嫌だろぅな~

「モロッコ水晶の謎」
何だか悲しすぎる・・・。
犯人は純粋なんだけど、あまりにもバカだょちょっと後味が悪い作品だなぁ~
あっでも、火村先生が駆けつけた時、有栖のことを揶揄しながら心配してたシーンは、2人らしさが出てて良かったなぁ~

総合評価:★★★☆☆
短編よりも長編小説の方が好きそんなわけでちょっと辛口の★3つ。

☆「遠まわりする雛」米澤穂信☆

2011年01月28日 20時20分20秒 | 今日の本


「古典部」シリーズの4作目
高校1年生の奉太郎、える、里志、摩耶花の4人が所属する「古典部」の日常の謎をテーマにした推理小説
1~3作目は、それぞれ長編で、古典部の文集にまつわる謎だったり、学校祭で起きた謎の事件とかを解決するんだけど・・・
今回の4作目は短編集
入学してからの1年間を描いたものだから、4人の人間関係、心情の変化がわかるような作品になってる

最後の短編では、まさかあの奉太郎がって驚きの展開だった
「やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」
っていう省エネが信条の奉太郎には不向きだろぅと諦めてたのに
俄然続きを読むのが楽しくなって来ちゃった
里志と摩耶花が、なかなかくっつかない理由もわかったしねぇ~

「小市民」シリーズと言い、米澤穂信さんの作品は大好き

総合評価:★★★★★
甘々の★5つ。このシリーズはどんどん面白くなってる中弛みがなくて好き

☆「キング&クイーン」柳広司☆

2011年01月26日 22時22分22秒 | 今日の本
だんだん本のネタばっかになって来てるな
日々かなりヒマしてます


去年「ジョーカー・ゲーム」シリーズを読んで、この作者を知った
「ジョーカー・ゲーム」は、スパイものの頭脳戦を描いたモノ
今回のはSPです

V6の岡田くんが出てたドラマ「SP」が好きだったウチは、
この本の紹介文を見て、SP頭脳戦って即行図書館で予約したんだけど・・・
結局入手出来たの4ヶ月後ぐらい??だいぶ待ったなぁ~
届いた時、すっかり忘れてたもん

結果から言って、そこまで頭脳戦じゃなかったけど、まぁ面白かった
一気に読める軽い感じの本
ストーリーって言うよりは、元SP冬木安奈のキャラが良かった
秦建日子が脚本のドラマの刑事雪平夏見みたいな感じドラマのタイトル何だっけ?『アンフェア』かな??

あっ今気づいた続編っぽいんだ
SP時代の話と、SP後の話を同時進行に進めちゃってるから、ストーリーや人間性が浅いのかもしれない
SP時代の話はそれだけで1冊にしておいて、続編って感じで出しておけばもっと深みのあるストーリーになったってことないかな??
まぁ、よくわかんないけど・・・

総合評価:★★☆☆☆
期待しすぎちゃったので★2つ。ドラマにしたら、もっと面白くならないかなぁ~

☆「悪人」吉田修一☆

2011年01月23日 23時23分23秒 | 今日の本


コレもまた会社の人に借りました
社内で読書がブームになってるんですかね?本の話題に結構なる
ドラッガーの本もそのうち借りれます

「悪人」は、ホントに重い内容です・・・
みんなの前評判通り、悪人とは何なのか考えさせられる
誰が1番悪人だったのか・・・否応なしに考えさせられるけど、
ホントは誰が1番?とかではなく、何が悪なのかを考えなきゃいけないのかなぁ~

登場人物は、全員悪いところがあり、良いところもあるって感じで平等に書かれてるけど・・・
(ん?増尾の良い所は書かれてたかな??)
ウチの中では、佳乃、増尾、光代、祐一の順番で悪人かなぁ~
賛否両論あるやろね・・・
殺人まで犯した祐一は、1番優しぃのは確かなんだょねでも、間違ってるっしょ
「どちらも被害者にはなれん」って・・・どぅよむぅ~切なぃ
正直、登場人物の誰に対しても文句を言いたい

映画も観ようかなぁ~
深津絵里はハマリ役なんじゃないかなイメージ通りのキャスティングって気がする
妻夫木聡は、妥当かなぁ~って感じ。

総合評価:★★★★★
いつかまた再読したぃなって思う。増尾みたいな人がコレ読んだらどぅ思うんだろ?
増尾みたいなタイプは読書なんてしないのかなぁ~??


☆「放課後のドン・キホーテ<キャンパス編>」日向章一郎☆

2011年01月21日 21時21分21秒 | 今日の本


中学の時にハマッて読んでたシリーズを、去年図書館で偶然見つけた
あまりの懐かしさに一から読み始めてます

放課後シリーズで知られる「放課後のトム・ソーヤー」が第一弾のシリーズもの。
幼馴染のケンイチとミサコが高校生のところからだったんだけど、
中学生編や小学生編が時々刊行されてる。
この巻からは、2人がとうとう大学生になった(だからキャンパス偏ヮラ)

多分そろそろイラストの人が変わって、当時のウチも読まなくなっちゃうんだよねぇ~
ミサコは、探偵役の要でもあるし、小学校のときから既に大人びてるんだけど・・・
ケンイチは、高校生の後半や大学生偏から、やっと大人になって来たなぁ~ってカンジ
このシリーズは、何だかケンイチの成長を描いた作品になってるなぁ~
そんなわけで、急に中学生偏や小学生偏になると、ケンイチのあまりの子供っぽさにイライラしたんだよねぇ~
で、イラストが変わったのを機に、当時のウチはフェイドアウトした
今回は意地でもシリーズ最後まで読み続けます

「放課後のドン・キホーテ」は、好きな人に素直になれない女の子の心理が描かれてる。
ウチもそういうところがあるんだけど・・・
そこを素直にさせるのも男の技量じゃないの??って思っちゃうウチがダメなんだろうか・・・

総合評価:★★★☆☆
ケンイチがやっと大人になってきたから★3つ。おかげで、ミサコもケンイチに少しずつ甘えられるようになったしねぇ~
そろそろ2人の恋愛ももうちょい進展するかもね






☆「ダブル・ファンタジー」村山由佳☆

2011年01月15日 22時20分51秒 | 今日の本


作家・村山由佳さんの転換点、柴田錬三郎賞・中央公論文芸賞・島清恋愛文学賞の三冠受賞の衝撃作
ずっと読みたかったんだけど、図書館ではなかなか借りれないし、買うには高いし・・・
会社の人に借りて、読破しました!!
村山由佳さんの作品は好きなんですが・・・今回のは珍しく読みにくかったぁ~
でも、確かにところどころ村山さんらしさがあって、胸キュンしたり、わかるってのがあった

ストーリーはスゴイ
主人公の35歳脚本家の奈津が、夫を含め6人の男性と寝ちゃうというモノ
ただ、一応奈津自身も傷ついたり、凹んだり、迷ったりするんだけど・・・
それらの男を踏み台にして強くなってる伸し上ってる
ただ、強さと引き換えに、寂しさや哀しみ、どうしようもない孤独が残る・・・
そんな読後感でした。

「読者の予想は裏切っても、期待は裏切らない」というのが、村山さんの座右の銘なんだって
まぁ、今回は半分ぐらいは期待を裏切っても構わないという気持ちで思い切って書いたってインタビューにあった。
ウチは・・・えぇって思ったし、読みにくかったけど・・・こぅいうのも良いのかなって気がする。
らしくない作品だけど、やっぱり村山さんだなぁ~とも思う不思議な作品です。
おそらく再読したら、また違った印象を受けるんだと思う
自分の恋愛のモチベーションによって、評価がガラッと変わりそうな気がする。

総合評価:★★★★☆
★4つ。村山さんの作品だからってのもあって、ちょっと甘いかなぁ~
でも、こういうエロ小説を読まないから、新鮮だった



☆「騙し絵の館」倉阪鬼一郎☆

2011年01月09日 20時20分20秒 | 今日の本


2007年3月東京創元社より出版(創元クライム・クラブ)
幻想的な館を舞台にしたミステリ

過去に怯えながら暮らす少女。
過剰なまでに彼女を守ろうとする執事。
作品の刊行を拒むミステリー作家。
そして、連続少女誘拐殺人事件・・・。

ネタばれになるから、あまり言えないけど・・・
少女と執事の関係はすっきりする
ミステリー作家も、何かあるなぁ~とは思ってたから、まぁいっか
連続少女誘拐殺人事件の解決は腑に落ちない
「えぇ~そぅなん」って言うよりは、「あっそぅなん」ってカンジ・・・
ラストは、なるほどねコレを言うための伏線だったのかぁ~ってカンジだったけど・・むぅ~

騙し絵っていうタイトルに惹かれて、図書館で借りたんだけど、この人の本初めて読んだ
詩情的って言うの?ちょっと読みにくかったかなぁ~


総合評価:★★☆☆☆
★2つすっごく緻密に考えられてて、伏線もたくさんあったんだろうけど、
如何せんウチには難しすぎたんみたい

☆「エデン」近藤史恵☆

2011年01月07日 23時05分31秒 | 今日の本


今年1冊目の本は、近藤史恵さんの「エデン」

2010年3月新潮社より発行
「サクリファイス」(第10回大藪春彦賞&本屋大賞2位)の続編
ロードレースの最高峰、ツールド・フランスを舞台に、サクリファイスの3年後を描いた作品
めっちゃ衝撃的で鳥肌が立った前作よりかは、ちょっとおとなしめ・・・
でも、それでも一気に読んじゃった{/onpu/}

主人公白石誓が所属するチームの解散を余儀なくされ、
本当に苦しい時、判断が鈍りそうな時に、何をするべきか?どうあるべきか?っていう決断を迫られる。
状況だけじゃなく、ロードレースというスポーツそのものが、複雑だもんね
アシストに徹すべきか、突っ走るべきか・・・
手に汗にぎるスポーツ小説

コレって更に続編があったりするのかな??楽しみ


総合評価:★★★★★ 
★5つちょっと甘いかな?でも面白かったもん

☆2010年 読書ランキング☆

2011年01月01日 22時22分22秒 | 今日の本
2011年の目標にも『月10冊読む』って書いたけど、2010年もそれなりに読んだんです
写真の左側のはちノートを購入して、読書記録帳を作ったの
で、200冊読むってのを目標にしたけど、結局月17冊以上も読めなくて・・・
142冊読了で終了ページ数が余ってます
今年も同様にはちノート(写真右)を買ったけど・・・やはり200冊はムリだと思うので、
まぁ月10冊にしておきました

ってなわけで、2010年に読んだ中で印象に残ってる本を勝手にランキング

第10位:『吉野北高校図書委員会』山本渚
単純に高校という響き図書委員会という響きが好きめっちゃ懐かしい気持ちにする物語1~3まで出てるんだけど・・・続きまだ?

第9位:『阪急電車』有川浩
コレって近々映画化するんだっけ?阪急電鉄今津線を行って戻ってくるまでの物語なんだけど、短編短編が繋がってる上に、色んな女性の恋愛の形があって、読み終わった後に頑張ろぅって気になる

第8位:『十三回忌』小島正樹
最初から騙されてたのがかなり悔しぃ先入観で読んじゃってたょ~って話妙に印象に残ってるなぁ~

第7位:『ジョーカー・ゲーム』柳広司
スパイの話続編はあまり好きじゃないなぁ~スパイものって読みにくいイメージがあったんで、スパイものも結構イケルかもって思わせてくれた1冊

第6位:『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
じれったぃよ~ってカンジなんだけど、最後の終わり方好き

第5位:『闇の喇叭』有栖川有栖
サインをもらった本今までとは違った趣のストーリーなんだけど、面白かったぁ~探偵とか、推理小説がご法度の世界なんてイヤ

第4位:『新参者』東野圭吾
東野圭吾さんの作品はどれも基本的に大好きです2010年はこの人の作品を10冊ぐらい読んだんじゃないかなぁ~ドラマにもなってたけど、それぞれの話が微妙に繋がってて、最後にすべて解決ってな構成の話がウチは好き

第3位:『秋期限定栗きんとん事件』米澤穂信
夏期限定のラストがショックだったんで、秋期限定が待ち遠しくて仕方がなかったホッと一安心したけど・・・冬期限定が早く読みたいよぉ~

第2位:『サクリファイス』近藤史恵
めっちゃ面白かったテーマになってるロードレースとタイトル、そして内容がめっちゃマッチしてて、鳥肌たった続編をコレから読みます

第1位:『風が強く吹いている』三浦しをん
箱根駅伝の話2010年に限らず、好きな小説の中に入れますコレ読んでから箱根駅伝を見たら、余計感動するんじゃないだろうかヮラ

2011年もステキな小説と出会えますように
おススメの本があったら教えてください