やれやれ、やっと終わった。 12月の初めから書いていたので、4ヶ月半はかかったか。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/49e9dcd13ceb4c40f095d670a903219c 褚遂良(ちょすいりょう 596-658)の 『雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)』は、 西安の大慈恩寺のでっかい仏塔の入り口だかどこだかにある石碑だ。 全部でおよそ1460文字。 . . . 本文を読む
ブログの過去の記事を分類するカテゴリーを、20種類作っている。
ブログ自体にテーマを持たせていないので、内容はてんでんばらばらだ。
興味が広いので、細分化したら多くなり過ぎてしまう。
カテゴリーが多いと今度は何かを探す時にかえって見つかりにくくなる。
20くらいが一度に眺められて良いんじゃなかろうか、と
大雑把に見当を付けた数字である。
その中に「のりもの」というカテゴリーを設けている。
私が持 . . . 本文を読む
先に断っておこう。
最後に書いて最後まで読まない人がいると困るので。
以下は、私の母の例を挙げて、自分の体の状態と向き合うことについて述べているのであって、
複視や眼瞼下垂に対する手術が無効だと言っているのではない。
※
母は、若い頃から斜視があった。
常に斜視なのではなく、ぼんやりと気を抜くと、片方の目がすうっとそっぽへ向くのだ。
本人はロンパリという言葉をつかった。
ロンドンとパリを同時に . . . 本文を読む
柴犬は、番犬に良い。
飼い主によく従うが、他人には簡単に懐かない。
成犬になると、他の犬ともそんなに遊ばない。
ひと昔前、犬というのは家の外で飼っていた。
犬小屋を家のわきに置いて、そこに繋がれていた。
番犬の意味合いが強かった。
東京辺りの雑種犬は、どこか柴犬の要素が入っている犬が多かったように思う。
道行く人に吠える犬は多かった。
今は、小型犬でなくても室内で飼うケースが多くを占め、
歩い . . . 本文を読む
昨年読んだ本の中でも、印象的なものがいくつかある中のひとつについて、
12月29日に書いたものを、多少加筆して、再録する。
手抜きってわけではなく、ここから「痛み」というものについて、考えていきたいからだ。
その時に書いたとおり、私はこの本を読んで、理解し、受け入れて、
少しだけ自分を見直したら、腰痛をはじめ、他の部分の体の痛みがすっきりあっさり
消えてしまった。
しかし、性格的なところまで変 . . . 本文を読む
やれやれ。以前より乱視が進んだ。
とは言え、ぐーっと目玉に力を入れると、ぶれた線が少しまとまる。
いやいや、そうは言っても、夕方には疲れが出るし、常に目玉に力を入れてもいられない。
ちょうど暗くなってくる頃に、目の疲れも出てくる。
日本語という言葉がなんだか好きになれない。
日本語という語自体が漢語だからだ。
ジャパニーズと言っているようなもんだ。
日本語で日本語のことを、やまとことばと言う。
. . . 本文を読む
[あらすじ] 10月から書を独習し始めて、先月ついに当初の目的のひとつである
草書に辿り着いたと思ったらいきなり孫過庭の書譜を全臨した。
書譜の臨書は楽しかった。
というのも、内容がおもしろいからだ。
同時に、隷書は曹全碑を臨書していたのだが、
曹全はどこの生まれで親はどういう経歴で本人はどうしてこうしてとか
この碑を建てるためにどこの誰がいくら出したとか
そういったことを書いていても、あんま . . . 本文を読む
[あらすじ] 10月から書を独習し始めた。
当初の目的の草書にやっと辿り着いて、さっそく
孫過庭の書譜の臨書をしている。
誰だったっけなー、歴史上の、有名な名書家
たとえば弘法大師とかそういった人だったと思うのだけれど、
誰のことだったか忘れてしまったが。
幼いうちから上手でありまた鍛錬も積み、
十歳だか十二歳だかそこらで、書譜の臨書をして、
一年半で書き終えた、という逸話がある。
誰の話か憶 . . . 本文を読む
歩いている者同士、見ないとぶつかる。
車同士が狭い道ですれ違う時も、お互い見合う。
歩行者対車でもそれは同様だと思うのだが、ここは意外と見合わないことが多いような気がする。
立場が違うからなのか、それとも外から運転者が見えにくいからなのか。
運転者から見て、目の合わない歩行者は、こちらの車に気付いていなかったり、
気付いていても危険な動きをしかねない。
慎重に進むか、それよりも止まって様子を見 . . . 本文を読む
街角のちょこっとしたスペースに、昨日あたりからテントが準備され、
今日から春の交通安全週間が始まった。
週間、というわりに、十日間である。
だったら旬間とでも言えばいいのに。
旬は使い慣れないようでいて、上旬・下旬・中旬という言葉ではなじんでいる。
十日間という意味だ。
どこからともなくジジババがわいて来て、交通を見守っているのかいないのか、
腰掛けている。
ありがとう。
道路わきだけじゃなく . . . 本文を読む
一昨日、
「ただし、入会の条件があった。
仏門に帰依すること、であった。
安いにはやっぱりワケがある。
なので、出家した。
深大寺で得度を受けた。
剃髪した。
という法螺を吹こうかと思ったけど、それもやめた。
まずは坊主頭にしてからだ。」
と書いたら、一段目を信じてしまった人が続出した。
最初の6行を二段に分けたのがいけなかった。
毎月一日の法螺を、「どこまでホントでどこからホラかな」と . . . 本文を読む
市民講座に、浮世絵木版画をすってみよう、というのがあったので、
参加してみた。
版画も今まで敬遠しっぱなしだったので、
ここらで経験しておいても良かろう。
しかも、浮世絵をすれるらしい。
なんでも、廃業する版元からごっそり版木を譲り受けたということだ。
参加者22人、2人ひと組で作業を進めてゆく。
葛飾北斎の富嶽三十六景の中から、11種の版木が配られる。
私の班は、有名な神奈川沖浪裏であった。
. . . 本文を読む
四月から東大生になった。
という法螺を吹こうかな、と思っていた。
本郷の、赤門の前で自撮りとかしちゃってさ。
やめた。
雨だし。
東大生なりたくないし。
ガラケーからSNSに投稿できなくなってるし。
それに、4月1日から通う東大仏教青年会は
本郷のキャンパスの中ではない、ということが分かった。
案内図の中に、「当会は東大キャンパスの中にはありません。」なんて書いてある。
東大仏教青年会だ、東 . . . 本文を読む
大文字のRを上下逆さにしたような音声記号を用いて表す。
音を作る調音点は口蓋垂、音の出し方としては摩擦音、ということ、
つまり、のどちんこを振るわして出す音。
フランス語の「r」は、日本語に無い音で、学ぶ者が苦心する点でもある。
のどちんこを振るわす音なんて、日本に暮らしていると
一番近い音は、道でおっさんがたんつば切っている音だろうか。
すみません、フランス語圏のみなさま全員に謝ります。
汚 . . . 本文を読む
[あらすじ] 草書の代表作のひとつ、孫過庭の「書譜」を臨書している。
図書館で二玄社刊のテキストを借りてきて、それを手本にしている。
孫過庭の真跡とされているものだが、途中に欠けている部分がある。
そこは、別の模本である薛氏本(せつしぼん)を見て補うように、
テキストの最後にその部分だけ別に収録されている。
便利だ。
※
書において、お手本中のお手本とされる人がいる。
晋の時代の、王羲之(お . . . 本文を読む