国語学者の老母のために、都立図書館からお取り寄せで借りた本。
母は複視のため本が読みにくいので、たまに頼まれて朗読する。
このような本を読まされるのは、実に楽しい。
あとがきから抜き書き。
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生活語彙は、常に、外部世界、環境世界へ向けて開かれている。なぜなら、
生活語彙は、地域生活者と環境世界との絶えざる相互作用によって成立する
ものだからである。したがって、歴史を背景とする生活語彙の . . . 本文を読む
老母81歳が、PCで手紙を打ちたいものの、
Sのキーが壊れたのか、反応しないと言う。
見ると、それでもできる限り打ってあった。
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拝啓
日頃皆様には何かとお世話になりながら御無 かちに ご て まい
ま た。 礼の段おゆる くだ いま 。
以前『 のこと』2013 宿 房 を御 介 ま た尾崎 から 刊の
御著 が届きま た。
カバーからは派手やかな人物画が溢れんばかり。副 . . . 本文を読む
テレビに健康番組が多い。
どれも、健康っぽい番組だと思っている。
たかだか数十分で、基礎知識の無い、不特定多数の人に、わかりやすく、
ひとつのテーマに関して、取りこぼすことなく解説するのは
不可能と言ってもいいだろう。
だから、健康について取り上げているが、
どれもどこか一面的で、網羅的ではない。
人は様々なので、それだけでみんなの健康に役立つわけではない。
そう承知の上で試聴していれば良いの . . . 本文を読む
アンサンブルにおいて周囲の音を聴くために
背骨をアンテナにすることを書いた。
背骨の周りの筋肉が固く凝っていては、
背骨も本来のしなやかS字カーブを描くことはできない。
昨日のおさらいをしておくと、
1.肘を曲げて、背後でボールを挟むようなつもりで、
腕を肩からグーっと後ろに引く。
(鳥の雛の羽のような感じ)
2.そこで数秒維持。
3.「ぷはーっ」と音を立てて息を吐くと同時に脱力。
. . . 本文を読む
アンサンブルで他のひとの音を聴くために
自分の中に軸を持つことについて書いた。
では、どのような軸を持てば良いのか。
脊柱は湾曲することで頭部の重みをやわらかく支えている。
だから、「背筋をまっすぐ伸ばしなさい」という言葉では、
間違った姿勢になりかねない。
「まっすぐ」はあくまでイメージであり、
実際に背骨はまっすぐではない。
しかし、それを知らないと、本当にまっすぐな姿勢を
作ってしま . . . 本文を読む
アンサンブルで音を合わせるためには、まず
周囲の音を聴く必要がある、と書いた。
では、どうすれば、よく聴くことができるか。
ひとは、注意を向けたところの音だけがよく聞こえる。
アンサンブルの場では、ひとつところの音だけが聞こえれば良いわけではなく、
アンサンブル全体の音を聴く必要がある。
どこかのパートと重なるなど、特に一点を聴く場合もあるだろうが、
それにしても、その音を見つけるためにも、 . . . 本文を読む
アンサンブルとは、フランス語で「一緒に」という意味だと書いた。
ひとと一緒にやる以上、音を合わせる。
音のタイミング:タテと、音の高さ:ヨコを合わせる以上に、
音色・響きを合わせることが大事だと書いてきた。
合わせる手順は、
1.まず相手の音をよく聴いて
2.胸の中でしっかり復唱して
3.吹く。
この手順を見直すと、何が最初に大事か分かる。
なんでしょう?
アンサンブルで、ひとと一緒に吹く前 . . . 本文を読む
十代の頃、「多摩川にサケを」というフレーズをよく耳にした。今、多摩川に鮭はのぼらない。鮭は一定より水温のあたたかい川では産卵しない。多摩川も古くは鮭の遡上があったようだが、今は水温が高過ぎるようだ。調べてみると、多摩川にも鮭を蘇らせようと、1970年代後半から稚魚の放流が行われたようだ。私が知っているのはこの頃のことだろう。こういった活動も、今は休止しているようだが、ポツポツと活動している人たちも . . . 本文を読む
どうもーー 新作です。 今回はバイオリンを加えての2曲。 ↓見てね! http://youtu.be/a-ifq8m5d9A 一曲目は、童話『くまの子ウーフ』で知られる作家、神沢利子さんの作詞、 『犬のおまわりさん』『おなかのへるうた 』『サッちゃん』など名作の多い 大中恩さんの作曲による、『しおじゃけのうた』 あまり知られていない歌だと思うけれど、日本の食卓に親しみのある しおじゃ . . . 本文を読む
ちょっとアンサンブル話はおやすみ
※
駅前の、と言っても駅まで300mあり、隣駅までも400mという
自転車置き場に自転車を停めて、出かけた。
夏は草履で通して、ほんの2週間ほど前におろした新しいスニーカーを
履いてお出かけだ。
京王線に乗って15分、明大前の駅構内で立ち食い蕎麦を立ち食い、
商店街のハナムラ楽器へ。
でっかいスピーカーの作業台を挟んで椅子に腰掛け、
おじさんと1時間あまり話 . . . 本文を読む
アンサンブルの場で音色合わせるために、
息のスピードコントロールと繊細なアンブシュアを作る
個人練習について書いた。
個人練習でできることを書けばきりが無いが、
これは各々の音を聴き、吹く様子を見ないことには
的確な指導はできない。
指導者を持たない人は教則本に頼るしか無いだろうけれど、
書いてあることをやってもなかなかうまくはいかない。
ある練習法が書いてあっても、その裏には、
どういう状態の . . . 本文を読む
アンサンブルの場で音色を合わせるために、
自分の音色を作る個人練習について書いた。
音色が最優先であり、団体としての音色・響きを持っていれば、
音高は多少ずれていても気にならない。
とは言え、
あまり外れていたり、不安定だったりすれば、
聴いていて気にはなる。
音高がしっかり定まらない場合、
初心者が陥りやすい誤りがある。
それは、
しっかり吹く。
ということだ。
しっかり吹くのは良いこ . . . 本文を読む
アンサンブルを始めるにあたって、
ビールで乾杯して鍋を囲むことは必須だと書いた。
毎月一日は法螺の日だから。
老母とハロウィン的なゲームを楽しんだと書いた。
毎月一日は法螺の日だから。
本番はもちろん、練習も一日の生活もこまめに打ち上げで乾杯する。
これは法螺ではない。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/9331fe2bf408274dd20ba6bef . . . 本文を読む
アンサンブルの場で音色を合わせるために、
自分の音色を作る個人練習について書いた。
ではアンサンブルを始めるにあたって、
団体として準備できることは何だろうか。
団体としての準備と、個人練習を兼ねるための便利なツールがある。
それは、
瓶ビールだ。
ビール瓶の口は、トランペットのマウスピースのようだ。
なめらかに、アンブシュアにフィットする。
瓶の中に息を吹き込むと、「ぷっ」と音がする。
も . . . 本文を読む