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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

一瞥

2015年01月23日 | LGB&T
[あらすじ] 私は生物学的には女性だけど、性自認は女性でも男性でもなく
恋愛対象は女性だ、ってことは一見してわかるもんじゃないのかわかるのか


高校生の頃、同級生と部活の先生が、私について
「彼氏はいるのか」「いやむしろ彼女か」「いやそんなこと言っちゃ失礼」
とかなんとか会話を、私の目の前でした。
そんなこと言っちゃ失礼でもなんでもなく、「彼女がいるか」と言うほうが
正解なんだから、そう言っておきゃいいだけなのに。と思った。

ほんの一年ほど前のこと。
小学校の時の先生と、その先生の絵画教室の生徒さんと、
展覧会の会場で立ち話をした。
60代女性の生徒さんとは私は初対面だ。
どういう会話の流れだったか忘れたが、私が、お母さんとその二人の娘と
同居していたことを言ったら、生徒さんが
「お父さん?」
と言った。
あなたはお父さんの役割だったのね。というニュアンスだった。
すると横から先生が「あら失礼よ」と言ったが、
これも生徒さんが正解だ。

わかる人は、言わなくてもわかる。
しかも初対面で、言葉もまださほど交わしていなくても、わかる。
何かで感じ取っているのだろう。

しかし、そうした感覚から判断は、「失礼」なことだと言われてしまう。
まっとうな感覚が、良識の中で抑え込まれる。
奇妙で残念なことだと思う。


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