犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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商品パッケージからホチクソを無くす

2020年11月04日 | 日々
押し入れの中の、老母の荷物を整理していたら、
ホチキスの針が出てきた。
大学のセンセであったため、資料を綴じることが多かったので、
まとめ買いしたのだろう。

コミックス一冊分くらいの大きさの箱いっぱいに、
ホチキスの針の小箱が詰まっている。
小箱一つに何玉の針が入っているのか知らないし、
その小箱がここにいくつ有るのか数える気にもなれない。

とにかくいっぱい有る。
こりゃ、私の一生かかっても使い切らんわ。



ホチキスを使う機会は少ない。
無いと言ってもいいくらいだ。
そもそも、使わないようにする方向で生きている。
なぜなら、外すのがめんどくさいからだ。

ホチキスを外すのは面倒だ。
硬い紙を綴じている場合はまだマシで、
表側から引っ張れば針だけが取れる。

しかし、普通紙の薄い束から針を外そうとすると、
紙が破けたり、破けた端切れが針と一緒くたになったりする。
それをちまちまと分けて、燃やせるゴミと燃やせないゴミにそれぞれを捨てる。

外した針も、細いし小さいので、見逃してしまいがちだ。
捨てるためにせっかく外したのに、どこへやら見えなくなってしまったりする。
燃やせないゴミとして捨てるために外したのに、
結局は掃除機で吸うことになったりする。



古紙回収に出すために、いちいちホチキスを外すのも面倒だ。
雑誌はそのまま出すとしても、
ほんの数枚の紙をホチキスで綴じている場合は、ちまちまと外す。

しかし、
数年前、どこかで知った。
「ホチキスくらいは付いたまま古紙回収に出してもいいよ」
と、回収業者だったか役所だったかがオフィシャルで言っていたのだ。

なになになに
今までのちまちまは何だったんだ!と思いつつも、
あの厄介な作業から解放されるのは大歓迎だ。

ダイレクトメールに入っている小さなパンフレットなども
そのまま古紙回収に出せる。あースッキリ



私のめんどくささなど、大量の資料をシュレッダーにかけたい職員にくらべたら
ホチキスの針ほどの小ささだろう。
ああ、イヤな喩えだ。



商品のパッケージをホチキスで綴じてあるのが、嫌いだ。

紙にホチキスの針が混入しているのはまあOKということは知ったが、
プラスチックの回収に金属が入るのはよろしくなさそうだ。

プラスチックのパッケージと、台紙がホチキス止めしてあることが
実に多い。
写真では、プラ製の袋と厚紙が、ホチキスで3ヶ所止めてあった。
ちまちまちま

何がイヤだって、この紙とプラをエイヤと外すと、
ホチキスの針は大概、プラの側に残るのだ。
プラ側が表だからだ。
プラに金属が混入するのはいけなかろうと思い、
プラからホチキスの針を外すという作業が必要になる。
これがまた、紙に刺さっている針よりも、プラに刺さっているほうが
抜きにくい気がする。



パッケージはなんでも妙に便利にする日本人。
ペットボトルのスリーブや、ガラス瓶に付けたプラの口などを
分別のために外しやすく作る日本人。

なのに、こういう商品パッケージのホチキス止めをいまだに続けているのはなぜなんだ。



大量のホチキス針在庫を消費するには
とにかく使うことなのだが、
なんせ、使いたくない。

以前から欲しかった針なしステープラーを買った。
しかも、穴を開けないヤツだ。

穴を開けて、その部分で束を挟むという仕組みを
初めて見た時には感激が走った。
ホチキスを外すのが面倒だ。で終わらず、
ではホチキスを使わずに書類を綴じるにはどうすれば良いか、
そのためにはどんな仕組みの道具を作れば良いか、
ちゃんと考える人がいるのだ。

そこで飽き足らず、
穴も開けたくない。という要求にも応えた物まで出ている。
束の角に妙なみぞみぞを見た時には更なる感激が突っ走ったものだ。



その、針なしステープラーも、プラスチックのパッケージに入っていて、
台紙が入っている。
台紙がプラのパックから抜けないように、
ふん、ホチキスなど使っていない。

プラにはちょっとの凹が有り、台紙にはちょっとの凸が有る。
これだけのことだ。

これでいいのだ!
みんな、ならえ!
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