犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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太鼓の達人のいる小学校そしてロの字校舎の提言

2023年07月16日 | 踊る阿呆
児童は1000人くらいらしい。
保護者の会もそりゃ盛んだろう。
屋台も各種とりそろえ、焼きそばから射的まで有る。

土のグランドだ。
櫓の周囲の光の中を見ると、
ものっすごいホコリが舞っているのが見える。
帰ったら風呂入って頭も洗おう。



櫓の上では地元の婦人会などが踊る。さらに、
曲ごとに交代で、子どもたちを櫓の上の輪に加える。
みんな適当に踊る。いいぞ

私は子どもの頃、櫓の上に上がりたいとも思わなかった。
そもそも、踊りの輪にすら入れなかった。
踊り自体に興味が無かった。
踊りたいとも思っていなかったような気がする。



学校で盆踊りってのは楽しい。
いつもと違って夜店なんか出ていて楽しい。
そもそも、夜、学校に入るってだけでワクワクする。

7時も過ぎた頃に、家を出る。
5時くらいから「おまつり」自体は始まっているが、
盆踊りの輪ができるのはそんな時間なはずだ。

ウチから歩いて10分ほどだ。
しかし、音が聞こえて来ない。
風向きの都合だろうか。

たまに浴衣の子どもとすれ違うから、やっていることはやっているのだろう。

学校のすぐ裏手に着いても、音はさほど賑やかではない。
聞こえてくる。という程度だ。

なるほど、校舎がかなりの防音壁になっているのだ。



ウチから反対方向に10分あまり歩くと、また別の小学校が有る。
そこでも毎年「なつまつり」が開催される。

周辺は広い広い公園用地や、植木畑が多かった。
しかし、最近になって新たな住宅が増えた。
すると、クレームが入るようになった、と聞く。

うーむ。
小学校の行事の音が気になるようなら、
小学校の近くの家なぞ買わなきゃいいのに、と私は思う。
小学校が騒々しいのなんて、分かりきっていることじゃないか。
賑やかな行事が有ってこそ、楽しい小学校生活も有るってもんだろう。



そうだ、校舎をロの字型に建てればいいんじゃないだろうか。
敷地いっぱいに、砦のように校舎を建てる。
グランドは中庭という形になる。

学校くらいの敷地が有れば、3階建てくらいの校舎ならば
さほど暗いグランドにもならないんじゃないだろうか。

校舎に囲まれたグランドなら、音は外にあまり漏れない。
工夫をすれば、風通しも取れそうに思う。



と思って、調べてみたら、
やっぱりそんくらいのことはとっくに考えられており、
10年くらい前から採用されているようだ。

身の周りに新設の小学校というのが無いから知らんだけなのかな。



櫓の最上階は太鼓である。
子どもたちが交代で叩く。
この日のために練習を重ねてきているので、みんなとっても上手だ。
曲の中で、叩きながら交代するのもスムーズである。すごいな



櫓の脇に、小さい台が設えられている。
太鼓一つ分の大きさである。
そこで、浴衣姿の女性が太鼓を叩いている。

最上階の子どもたちの太鼓も上手なのだが、
実はこの、下の太鼓が骨となっている。

この方の太鼓がすんばらしい。

最後の曲は「火の国太鼓」だった。
最後の曲だし、大好きな踊りなのだが、
私は踊るのをやめて、太鼓にずっと見入っていた。

抑揚が有る。
抑揚を付けても、テンポが全く乱れない。
強い音も音色がやわらかく、耳に心地よく響く。



ひと声かけて帰ろうと思った。
逆の立場だったら、知らん人からおほめの言葉を貰えたら
すごく嬉しいと思うから。

踊りの婦人会の人たちが、櫓を降りて行く時に、
みなさん、太鼓の方に声をかけて行く。

その列が終わるのを待って、
下から手を挙げて、「太鼓かっこよかったです!」と声をかけた。

声を掛けていることを示すために手を挙げたのだが、
その手にタッチし返してくれ、
「ありがとうございます!明日もいるんで、来てください!」
と言ってくれた。

その手はガッサガサだった。
暗くて見えなかったが、多分、テーピングしてあったのだと思う。

そこいらに名人がいるもんだなあ。
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