犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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木星のつむじ 90度ずれ3題

2017年02月19日 | 日々
夜更けに、ノートパソコンに向かったまま、居眠りしてしまった。

目が覚めると、画面が反時計回りに90度、回転していた。
つまり、右が下になって左が上になっている。
上が右で左が下で・・・
つまり、首を左に90度曲げると見られる。

私が寝ている間にどうしたんだお地蔵Ⅱ?
(お地蔵Ⅱは私のノートパソコンの愛称である。)
縦長画面になって、まさかipadに憧れたとか?

そのまま少し使ってみる。
マウスポインタの操作がもっともややこしい。
見た目、右へ動かしたい時には、下へと操作する。
画面の右は下だからだ。

ウエエ。
以前使っていたノートパソコンは、ディスプレイ面が180度開き、
完全に平たくなった。
そして、画面を180度回転させて表示させることができた。
向かい側にいる客に向かって画面を見せながらプレゼンテーションできる、
というのだ。

そのノートパソコンをそのように利用することは、ついに無かった。
そして今、平たく開くわけではないノートパソコンの画面が90度回転している。
何に利用できるのか、朝を迎えた今もわからない。



先生が机に向かって仕事していて、頭のてっぺんをまじまじと見たことがある。
家族以外の大人の頭のてっぺんを、あまり見たことが無かった。
ことに先生である。
いつも堂々と教壇に立っている先生の頭を、上から見たのだ。

ふつうにつむじが有って、白髪が混じっていて、
ちょっと聞き分けの無い毛が有ったりして。
いけないものを見たような心持ちが、かすかにした。



NASAの探査機ジュノーが、木星の南極の写真を送ってきた。
ガス惑星である木星の表面は、気体が渦を巻いている様子で、
それは子どもの頃から見てなじんでいる。

しかし、なじんできた木星の姿は、茶色っぽくて、横縞で、
赤く大きい渦がある。

南極から見た木星は、もちろん横縞ではないわけだし、色あいも違う。
おなじみの大赤斑も見えるわけがない。

茶色い周辺から極は濃い青に以降していて、そこに小さい(実際は巨大だろうが)
白い渦が点々とある。
まるで、曜変天目茶碗のような眺めだ。

この写真を「禍々しい」と言ってみたり、
木星のオーロラを「ジュノー接近を呪うかのよう」と言ってみたりする
報道のしかたが、私はとても嫌いだ。
自分が見慣れないものを見ただけのことであり、
原始人が日蝕を祟りだと言って大騒ぎするのと同じ感覚だろう。

しかし、なんとなく、見てはいけないものを見ちゃったような気持ちになるのは、
わからないではない。

ふと、先生のつむじを思い出した。

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