犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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QR世界

2020年05月02日 | イキモノタチ
春のある日、いつも犬の散歩に行く野原に、穴が開く。
直径1~2㎜の穴が、そこにもここにも、よく見りゃそこいら中に開いている。

昨日の夕方には気付かなかった、今朝は有る。
昨日の夕方には無かったのだとすれば、
夜の間に動いたのか。

毎年、穴だけ見る。
何が一斉に這い出ているのか、知らぬままである。



ハンミョウの幼虫の穴だろうか。
サイズは同じくらいだ。
しかし、ハンミョウの幼虫の穴は、もっと土の固い所に有るという印象を持っている。

子どもの頃、「ハンミョウ釣り」ということをやった。
固い地面に直径2㎜くらいの穴が開いていたら、
細い草の葉先をそっと差し込む。

うまくやると、中で何者かが葉先に食い付く。
この「アタリ」が来たら、引く。
うまく引くと、ハンミョウの幼虫が釣れる。

ハンミョウは甲虫の仲間だ。
甲虫目(コウチュウモク)の幼虫は、頭が茶色くて、残りは白い。
私は、一度だけ釣り出すことに成功して、見たことが有る。



あの、ハンミョウの穴なら、葉先を差し込めば何かの反応が有るだろう。
そう思って、野原にしゃがみ込んで、無数の穴のうちいくつかに葉先を差し込んでみるが、
かじられる気配も無い。

では、何かが出て行った跡なのだろうか。
何なんだ。

調べるために、念のために写真を撮ろう、と
スマホを地面に向けて、ピントが合うのを待つと、
すっと画面上にウインドウが開いた。

「サイトにアクセスするには、ここをタップしてください。」

ぴええ!
なんのサイトに!?

野原のどこかが、何かのサイトのQRコードのパターンだったらしい。
驚き慌てているうちに、ウインドウは自動的に閉じてしまった。



毎月一日を毎月馬鹿と称して、法螺を吹いている。
昨日がその日であり、
蜜蜂の巣箱にスマホカメラを向けたら、QRコードが読み取られ、
タップしたら地図アプリが開いて、蜜蜂が蜜を集めた花の位置情報を見られた、
というのは法螺であります。



野原の一件が有った後、
今度は景色を撮ろうとしていたら、またQRコードが読み取られた。

二度目だから、驚かない慌てない。
すかさずタップすると、何か、検索結果のような画面が開いた。
英語だった。
サギの類のような水辺の鳥の検索結果のようだった。



QRコードっぽい物にスマホカメラを向けてみる、
というのも、
けっこう遊べそうだ。
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