犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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わびさびべんぴ

2012年08月19日 | 流民の窓
昨日は、こまつ座の『芭蕉通夜舟』の公演に。

芭蕉は便秘症だったそうで、そのために痔で、胃腸も悪かったのだそうだ。
(それで長旅はだいべんじゃないたいへんそう・・・)

そのため、芭蕉の長雪隠は有名だったとか。
本人も
「人間五十年といへり。我、二十五年をば後架にながらへたる也」と
書いている。
便秘のせいでなんと短い生涯か。

舞台では、木製の金隠しに芭蕉がしゃがむシーンがちょいちょいある。
この金隠し、折りたたみになっていて、広げると文台(小さな机)に
なるという仕掛け。
それは面白いけど、なんだか手紙もうんこまみれになってそうでばっちい。

舞台美術が美しかったな~。
私はうっとりと・・・むにゃむにゃ。



芭蕉が不消化に終わってしまったので、
そこから吾妻橋に行く予定をちょいと下流に移し、森下へ。
芭蕉が庵を結んだという場所ーだ。

庵の跡は、小さなお稲荷さんが有る。
そこからすぐの、小名木川が隅田川に入るところに、
芭蕉像が有るので、ツーショット。

カメラを片手に二人並んで撮るとなぜか、二人の顔が似る。
表情だけでなくて、いや表情が似るからか、似てない二人の顔が似る。
という法則を見出した私は、人と二人で写真を撮るシュミが有るのだが、
芭蕉さん、ちっとも似ない。
歩み寄りが無い。
そういう人か。

界隈、行ってみたらちょうど、深川神明宮のお祭り日。
ワッショイワッショイとお神輿が勇ましい。
民家から、消防用水から、ホースで放水。

今、地下の白足袋の踵にエアークッションが入ってるものが有るのね。
でも、お神輿を担ぐ時は爪先立ちになるから、あんまり関係無いみたい。

芭蕉記念館は時間が足りないのでまたあらためて行くことにして、
お神輿ばっかり眺めておりましたとさ。

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