goo blog サービス終了のお知らせ 

犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

歌やめます

2022年02月01日 | なりもの

もともと、歌うのは苦手だった。

訂正。
人前で歌うことが苦手になったのはいつだっただろう。



幼稚園のお遊戯会のような場で、
舞台の上、横一列に並んでみんなで歌うのは
平気だった。



小学生の頃、ピアノの発表会で、
独奏するのはものすごく緊張した。

先生の小さな家で予行演習した時も、
お辞儀をするのを忘れて、後で他の子がヒソヒソ言っているのが聞こえて気付いた。

本番はもっと緊張して、「人形の夢と目覚め」のトリオ(Bメロ)の部分をすっ飛ばした憶えが有る。
ショートバージョンもいいとこである。



音楽は好きで、小学校から音楽部だった。

本当は理科クラブに入りたかったのだが、
教師が変な気を遣って、変更になった。
もう一人、家庭科クラブ希望の男子がいたが、
その子と私が職員室に呼ばれ、
「男子は/女子は一人だけだけど、いいの?」と聞かれた。
二人とも、「いいです。」と答えたのに。

40年以上前のことである。
ジェンダーバイナリズム教育ってわけだ。



小学生の頃、最初にやりたかったのはベースだったか、
ドラムだったか。
いづれにしろ、前に出て独奏するような楽器ではない。

中学に入って、オーケストラに入部した。
打楽器への希望は叶わず、トロンボーンに配属となった。
オーケストラの中では派手な部分も担当するが、
まあ、中低音域なので、バイオリンだフルートだトランペットだといった
花形ではない。



後に、バンドを組んでドラムを叩いた。

他に、R&Bやファンクのバンドで、トロンボーンを吹いた。
ソロを取ることより、セクションでバチッとリズムを決めることのほうが
好きだった。



歌うのも嫌いではないし、
歌は好きだ。

2歳くらいの時に、「おかあさんといっしょ」という
2枚組のレコードを家でかけたら、
私は興奮して部屋を駆け回り、卒倒したそうだ。



歌は人間だけのものだ。

二足歩行になり、手が使えるようになり、
顎の形が変わり、脳が発達した。

顎の形が変わったことから、言語を獲得した。
様々な音を発音し分けることができるようになったからだ。

そして音程のコントロールもできるようになった。
詩と音楽はいつも伴に在った。



でもね、巧拙あるのね。
うまいへたが有る。

私は、音痴ではないと思う。
金管楽器をやってきて、ほんのわずかな音程の違いで
ハーモニーの美醜を聞き分けられる。

メロディも、聞けばどこの音が外れているか、分かる。

けれど、自分が歌うと外す。

それは、別に超ワガママだからとかじゃなくて、
ノドの都合だ。
中音域の声を出すノドと、高音域の声を出すノドが、
うまく繋がっていない。

だから、ある音域をまたぐメロディを歌うと、
テキメンに外す。



もちろん、そのまんまにほったらかしているわけでもない。
トレーニングする。
すれば、改善する。

しかし、
弾き語りをすると、手のほうが気になった時に、外す。
だからと言って、歌のほうに集中すると、手がおろそかになる。

もちろん、楽器のほうも練習する。
すれば、改善する。



しかしもう追っつかない。

ある曲を弾き語りして録音した。
you tubeにアップするつもりだった。
録音したものを聴いてみた。

おっと?
ひどく音を外している。

友人Fに聞いてもらって、どう思うか意見を聞いてみた。
「スヤマがいいと思うんなら、別にアップするのは自由じゃない?」

ゲ?
どういう意味?
そういう意味?
やっぱデキソコナイってこと?

練習も積んできたし、もっとできると思っていたが、
できていなかった。
こんなもん、他人様に聞かせるようなシロモノじゃない。

やめたやめた。
アップするのをやめるだけじゃ止まらない。
歌なんかやめちまえ!

どうせもともと得意じゃなかったんだ。
友達にまで気を遣わせて、
その言葉に悶々として、
苦しんでまでやることか!







法螺だよ
やめねーよ
https://www.youtube.com/user/43susan43/videos


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。