犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

アマはアマらしく

2016年10月27日 | 日々
[あらすじ] SNSでよく見かける、「プロみたい」という写真のほめ言葉に違和感。
プロという言葉にかこつけず、自分の言葉でほめたらいいのに。

しつっこいようだが。
英和辞典でprofessionalを引くと、
職業的な;専門職の;くろうとの;常習的な;商売にしている
といった意味が出てきた。

なるほど。
あるバンドに参加していた時、リーダーが言った。
「ギャラもらったんだから、おれたちはプロだ」

ある意味では本当だが、そのバンドは年に1,2回集まった時にしか
楽器を鳴らさないというメンバーもいたので、プロと言うには当たらないと思った。
ただ、お金をもらう以上は良い演奏をしよう、という気持ちは有るには有った。

私は、アマチュアが演奏会を開くなら自腹を切れ、という意見だ。
アマチュアオーケストラが良いホールを奮発して演奏して、
入場料をいただこうなんていうのはおかしな話だと思う。

また、たとえアマチュアであっても、何かの楽器を演奏できるということは
特殊技能だ。
他の人にできない特別な技術を持っているという意識を持って
研鑽を積むべきである、という意見も持っている。

自分の楽しみのためだけに楽器をやっているという人もいる。
それはそれでいい。
ただ、わきまえて入場料を取ったりしてはいけない。
人前で演奏するのだって、一定のレベルと覚悟を持って望むべきだ。
人前で演奏するという時点で、すでに
「自分の楽しみのため」だけではなくなっているからだ。

自分が好きで演奏会を開くなら、入場無料でやるものだ。
ただし、「○○さんは楽器ができるから今度やってもらおう」というのであれば、
それはいくばくかお礼をすべきだろう。お金でなくてもいい。

職業にしているからプロ、という考え方だと、
アマチュアには金を払う必要は無い、ということになってしまう。
が、これは間違っていると思う。

職業にしていなくても、特殊技能を持っていることには違いない。
ただ、ここにレベルの違いという話が入ってきてしまうので、厄介だ。

しつこいようだけど、まだつづく。

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