植物園の南の方に建築中の高層マンション群が見えます(写真)。世界不況もどこ吹く風と言わんばかりに、蘇州では建築ラッシュが続いています。中でも工業園区は最もマンション建設が盛んです。1年ほど低迷していたマンションの売れ行きや市況が回復してきたという報道もありました。
このマンション建設と、広大な植物園が無料であることとは密接な関係があります。マンションの用地を売却しているのは工業園区管理委員会で、区役所と一心同体の機関です。いわば、区役所が最大の開発業者でもあるわけです。植物園があることで周辺の土地は高く売れるので、公共施設にふんだんに投資できるのです。何回か紹介した蘇州科学技術文化芸術センターもそうですが、全体で採算が合えばいいという発想です。
資本主義の日本では行政と開発業者は別ですから、そうはうまくいきませんが、開発利益を還元させる仕組を工夫することで、同じよな効果を得られないものかと思います。
今日は植物園(1)から(4)を投稿しました。
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