中国旅行記: スーの「あら!中国」

中国・蘇州を拠点に定年後を楽しむ男が、中国での日常生活や旅行で「あら」「おや」「へー」と感じたことを文章と写真で綴る。

蘇州文廟(下)

2009-09-12 07:04:29 | 蘇州の街

  大成殿には縦7.33メートル、横4.9メートルの漆で描かれた孔子像が掲げられています。その上の額は、清の康熙帝が書いたものと説明がありました。

  孔子の本当の顔は、この漆絵のように少し異様な感じのするほうに近いようです。孔子のふるさと、曲阜ではこのような顔の像がほとんどでした。ところが、前の写真の石像のように端正な顔をした孔子像が多いですね。日本では漆絵のような顔は、歴史書の中に時々出てくる程度だと思います。

  この日は、ウイークデイの昼下がりでしたが、私がいた40分ほどの間に私のほかの参観者は2人だけでした。入場無料なのに。今の中国では儒教の影響はほとんどなくなったとみていいでしょう。

  今日は文廟2本を出稿しました。

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蘇州文廟(上)

2009-09-12 07:04:09 | 蘇州の街

  蘇州古城(旧市街地)のほぼ真ん中に文廟、つまり孔子廟があります。何回も近くを通りながら、孔子廟はどこも同じようなものだろう、という気持ちがあって、中に入りませんでした。ところが、蘇州を離れる予定の今月末が近づいてくると、やはり文廟も見ておかなければ、という気になりました。

  高い塀が取り囲んでいるので中の様子が分からなかったのですが、入ってみるとどっしりとした大きな建物にびっくり。参道に樹齢600年から800年ものイチョウ4本が植えられ、重厚さを加えていました(写真)。

  蘇州文廟は北宋時代の1035年に創建され、何回も再建、修復されているそうです。

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目を楽しませてくれる蘇州の橋

2009-09-09 07:18:58 | 蘇州の街

  昨日、斉門橋を紹介していて、そういえば蘇州の新しい橋でデザインの凝ったものが多いことに思い至り、紹介しておきたいと思いました。

  ただ、数百年とか千数百年の歴史のある石の橋はたくさん写真に収め、このブログでも紹介してきましたが、新しい橋には余り気が向かず、そんなに撮っていません。手元にある3枚を掲載し、後はご想像にお任せしたいと思います。

  まずは、蘇州駅のすぐ南にある平門橋です。デザインは楼閣風ですが、本体はコンクリート作りです。夜はライトアップされて遠来の客を迎えます。

  次は西南方面から市街地に入ったあたりで車の中から撮った2枚です。

  最後の橋は中央の支柱1本で橋を吊り上げていたように思います。

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シンプルなデザインの斉門橋

2009-09-08 06:24:17 | 蘇州の街

  写真の橋は、蘇州古城(旧市街地)を取り巻く運河の東北角あたりにかかる斉門橋です。蘇州に2年近く住んでいながら、最近になって初めて通りかかったのですが、デザインがシンプルで男性的な感じを与えます。

  インターネットで調べると清末の1908年にできたことが分かりましたが、太いパイプ状の支柱に描かれた文字のようなデザインが何を意味するのか、説明が見当たりませんでした。

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政権交代を詳しく伝える中国マスコミ

2009-09-05 07:14:24 | 蘇州の街

  蘇州に戻ったので、日本の民主党の大勝を地元紙や人民日報の日本語Web版がどのように伝えているかチェックしてみました。

  写真は8月31日付の蘇州日報1面です。8面に紙面の4分の3をさいて詳しく解説を載せています。さらに翌日、鳩山代表がかつて蘇州に来て木犀の植樹をしたことを写真つきで報じていました。

  人民日報のWeb版は総選挙前から盛んに報道していましたが、選挙後は今朝の画面にいたるまで連日、解説や特集を組んでいて、31日以降の本数はすでに30数本に及んでいます。

  内容はおおむね歓迎で、鳩山氏や菅氏が以前から何回も訪中していること、民主党幹部がアジア重視、靖国神社参拝反対を表明していることをとりあげています。一方で、民主党の政権運営がうまくいくのかどうか、党内が左から右まで思想の違う人たちの集まりであることなど課題が多いことを指摘して、期待と不安交じりで見守っているというところでしょうか。

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千灯(5終) 広々とした庭園

2009-09-04 06:03:40 | 蘇州の街

  この写真は、千灯出身の学者で明末から清初期に活躍した顧炎武という人の屋敷に附属する庭園です。野球場が数面も入るほどの広さで、開放的な感じの庭園でした。

  今、観光スポットになっているような庭園は官僚や商人が造ったものがほとんどで、学者が残したものは希です。顧炎武という人は中国5000年の歴史の中で72人の偉人の一人に数えられるという説明がありました。それにしても、こんなすごい庭園を造るほどの財産を、学者が残せたというのはどういうことだったのか、興味がありましたが、説明は見当たりませんでした。

  今日は千灯(4)と(5)を出稿しました。これで、古鎮シリーズを終わります。

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千灯(3) 昆劇

2009-09-03 06:36:44 | 蘇州の街

  中国の伝統的な演劇といえば京劇を思い起こす人が多いでしょう。実は、京劇は北京あたりで受け継がれてきた演劇で、江南地域では昆劇、広東方面では越劇など各地に受け継がれてきた演劇があります。その昆劇のふるさとが昆山で、千灯には昆劇博物館がありました(写真)。

  ただ、素人の私は京劇と昆劇などの区別がつきません。越劇だったか、俳優は全て女性というような演劇もあったと記憶している程度です。

  今日は千灯(1)から(3)を出稿しました。

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