英語教師のひとりごつ

英語教育について考える。時々ラーメンについて語ることもある。

吹雪が~を襲った。を英語で言いたい

2014-02-17 16:27:07 | 日記
今日は大雪で休校になりました。朝から車を出すために雪かきしていましたが、10時ごろになってやっと車が出せたので、一応休みはとっていたのですが、謎の正義感に駆られて(実際には仕事がたまっていて仕方なく)学校へ向かいました。学校までの道のりは普段なら3分。しかし10分以上かかりました。それもそのはず、一寸先も見えないのです。そして学校にたどりついたはいいが、学校が雪だるまになっていました。どうしようか悩んでいると、車が身動きとれなくなり、学校のショベルカーでけん引してもらい、なんとか命からがら脱出に成功。急いで学校に行きましたが、帰れなくなる恐れがあったので、帰宅。しようと思ったら、また車が雪で動かなくなりました。もうここで万事休す、と思ったら、向かいの郵便局の人たちが助けに来てくれて、みんなで車を押してなんとか脱出。人々の温かさを感じながら、そしてその後も車は何度も雪にはまりそうになりながらなんとか家に着きました。こんな日は無理してもしょうがないので、家にいるのが一番ですね。いい勉強になりました。


天災に襲われたときの英語表現は、たとえば今回のように吹雪や地震、津波など日本で暮らす我々は知っておかなければなりません。多くの生徒は次のように表現してきます。

(1)There was a heavy snowstorm in Abashiri.(網走で激しい吹雪があった。)
(2)There was a big earthquake in Japan.(日本で大きな地震があった。)

もちろんこれでもかまいませんが、簡単な語彙でシンプルに表現するなら「hit」を使うとよいでしょう。このhitは「~を襲う」くらいの意味です。

(3)A heavy snowstorm hit Abashiri.(激しい吹雪が網走を襲った。)
(4)A big earthquake hit Japan.(大きな地震が日本を襲った。)

あるいは受動態を用いて、次のように表現します。

(5)Japan was hit by a tsunami.(日本が津波に襲われた。)

ちなみにこのhitは自動詞としても使われます。文脈によってはこちらのほうが使えそうです。たとえば友人と地震の話をしている場面では次のように使われます。

(6)Maybe another big one will hit soon.(すぐに別の大きなやつが来るかもよ。)

あまりよい話ではありませんが。自動詞も場面によってよく使われますので知っておいて損はないでしょう。ちなみに吹雪は「snowstorm」ですが、ひどくなると「blizzard」といいます。「猛吹雪」という意味です。今回のはまさにblizzardでした・・・。


そして学校は休校になりました。英語にしておきましょう。

(7)School was canceled today.(今日は休校になった。)

最後に、雪かきは北海道民の冬の運動にかかせないものです。ぜひ雪かきで健康になりたいものです。

(8)I shaveled snow all day today.(今日は一日中雪かきをした。)

簡単な語彙で多くのことが表現できます。身近なことを表現するのに難しい語彙は必要ありませんが、どのように表現するのかを知らなければ話したり書いたりすることはできません。このような語彙の使い方を積極的に指導することが大事だと思います。すると生徒の表現力はどんどん高まっていきます。明日は晴れるといいなぁ。


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