同じ表現ばかり使っていても、確かに会話は成立するのですが、やはりアウトプットのひとつのメリットとしては「伝わるかどうかを試す」ことも大事なので、ぜひ新しい表現にチャレンジしたいところです。
さて、入学式が終わりました。新しい学校で、新しい生活の始まりです。入学する、を英語で表現するとすべての生徒がこのような文を書いてきます。
(1)I entered Sapporo High School.(札幌高校に入学した。)
しかし、実際の会話ではenterよりも圧倒的にこのような表現が好まれます。
(2)I got into Sapporo High School.
この「get into」で「~に入学する」という意味ですが、この句動詞については、『オーレックス英和辞典(第2版)』の「プラネットボード」というコラムが参考になります。一般的にどちらが使われているか、答えを出してくれるので非常に便利です。このコラムはアメリカやイギリスのネイティブスピーカーへインフォーマントを行っており、アメリカとイギリスの違いについても言及されているので、指導する際も非常に参考になります。
そういえば、日本ではよく「~部に入っている」をあらわすのに次のような表現を指導します。
(3)I belong to the baseball club.(僕は野球部に所属している。)
しかし、実際には次のような表現のほうが会話では一般的です。
(4)I am in the baseball club.
ここで問題にしたいのは、(1)や(3)のような文はだめだ、というような議論ではなく、(2)や(4)を知らない状態を作ってはいけない、という視点だと思います。(2)や(4)が使えるようになったら、(1)や(3)のような文も確かに重要なのです。英語を学ぶときには、常に「まずはシンプルな表現をマスターしよう」と考えることが大事だと思います。もちろん結果的に(1)や(3)のような文を先に学ぶことになったところで特に問題はないのです。ただ、(1)や(3)のような文を使えないような事態だけは避けたいところです。
さて、入学式が終わりました。新しい学校で、新しい生活の始まりです。入学する、を英語で表現するとすべての生徒がこのような文を書いてきます。
(1)I entered Sapporo High School.(札幌高校に入学した。)
しかし、実際の会話ではenterよりも圧倒的にこのような表現が好まれます。
(2)I got into Sapporo High School.
この「get into」で「~に入学する」という意味ですが、この句動詞については、『オーレックス英和辞典(第2版)』の「プラネットボード」というコラムが参考になります。一般的にどちらが使われているか、答えを出してくれるので非常に便利です。このコラムはアメリカやイギリスのネイティブスピーカーへインフォーマントを行っており、アメリカとイギリスの違いについても言及されているので、指導する際も非常に参考になります。
そういえば、日本ではよく「~部に入っている」をあらわすのに次のような表現を指導します。
(3)I belong to the baseball club.(僕は野球部に所属している。)
しかし、実際には次のような表現のほうが会話では一般的です。
(4)I am in the baseball club.
ここで問題にしたいのは、(1)や(3)のような文はだめだ、というような議論ではなく、(2)や(4)を知らない状態を作ってはいけない、という視点だと思います。(2)や(4)が使えるようになったら、(1)や(3)のような文も確かに重要なのです。英語を学ぶときには、常に「まずはシンプルな表現をマスターしよう」と考えることが大事だと思います。もちろん結果的に(1)や(3)のような文を先に学ぶことになったところで特に問題はないのです。ただ、(1)や(3)のような文を使えないような事態だけは避けたいところです。