ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

※ブログ下記移転しました(2015年7月以降)
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相次ぐコンビニのアイス冷凍庫に入って写真投稿…

2013年08月07日 | Weblog

 2013年7月26日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号
 
「朝刊ピックアップ」で記事 
 
「相次ぐコンビニのアイス冷凍庫に入って写真投稿…」
 
を企画、取材、執筆しました。
 

 

 けさの日本経済新聞に「アイス冷凍庫に客入り撮影・投稿、京都のコンビニ」という記事がある。それによると、京都府向日市のコンビニ「ミニストップ向日寺戸町店」で、23日夜、数人の客が来店し、店員がレジで接客中、売り場のアイスクリーム用冷凍庫の中に客1人が入り、その様子を撮影した写真がツイッターに投稿された。

 さらに7月15日には高知市の「ローソン高知鴨部店」で、アルバイト店員が冷凍庫の中に入って横になった様子を友人に撮影させ、写真をフェイスブックで公開したことも発覚しているという。

 立て続けに起こるこの二つの事件については、ニュースサイトITmediaが写真付きで詳報している。京都のミニストップの写真は、体を曲げて寝そべり、横向きになっている男と見られる写真。その男の身体の下にはアイスが見え隠れしている。

 その写真付きのツイッターには「帰宅ー♪てか■■■(モザイク入り)頭おかしくなってきている。やばいと思った人リツイート」とある。(リツイートとは、他の人に広く知らせる機能を指す)

 ミニストップは「お客さまにはご不快な思いとご迷惑をおかけした」と謝罪し、アイスは撤去し、ケースの入れ替えを進めているという。

 高知のローソンの写真は、冷蔵ケースの中で、Tシャツ・ハーフパンツの男がアイスの上で仰向けになっている画像。この男の友人のフェイスブックには、その写真付きで「How match this is a human? もう22になる人が何をしゆがで! ■■あえて言おう! カスであると!」とあり、一緒にふざけている様子がうかがえる。

 ローソンは、「お客さまには大変不安・不快な思いをさせてしまいましたことを心より深くお詫び申し上げます。食品を取り扱うものとしてあってはならない行為だと反省しております」と声明文を出し、冷蔵ケースとアイスクリームは撤去し、契約条項に基づき同店とのフランチャイズ契約を解約、ケースに入った従業員の解雇、ほかの従業員への再教育、を決定したという。

 冷凍庫に入ったり写真を撮った人たちは、自分たちのやっていることは面白くて、人々に楽しんでもらえる、喜ばれる、と思っていたのではないか。古来、「笑う門には福来る」「笑いは人の薬」といったことわざがあるが、そうした笑いと、今回のような人に迷惑をかける悪ふざけは違うのは明らか。異国には、「ばか者は、ばかなまねをした時ほど自画自賛する」(中国)という格言があるが、今回の二つの事件は、この言葉が当てはまるのではないか。(佐々木奎一)


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