ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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京都市“猫エサやり禁止条例”ができるで バックボーン 四

2015年07月03日 | Weblog

 平成26年7月1日午後1時、とある市民は「雑種」の「新生子猫(目が開く前)」「5頭」が「自転車置き場」で「寝ている所を発見」し、伏見保健センターが引き取った。

 この人物は引取りは2回目。「目撃情報」は「親猫」を「5頭くらい」、「子猫」を「10頭くらい」、「ほぼ毎日」。エサやりは「3人くらい」が「夜間」にあげており、エサは「片付けられている」。

 このうち1匹は死亡。残り4匹は翌日殺処分送りに決まった。

 平成26年6月10日午後1時、とある市民は「雑種」の「新生子猫(目が開く前)」「5頭」が「自転車置き場」で「寝ている所を発見」し、伏見保健センターが引き取った。

 この人物は2回目の引取り。「目撃情報」は「親猫」を「5頭くらい」、「子猫」を「10頭くらい」、「ほぼ毎日」。エサやりは「3人くらい」が「夜間」にあげているが、エサは「片付けられている」。

 この子猫達のうち1匹は死亡。残り4匹は翌日殺処分送りに決まった。

 平成26年5月22日午前5時、とある市民は「雑種」の「黒トラ」の「新生子猫(目が開く前)」「4頭」が「自宅」いるのを拾い、伏見保健センターに渡した。

 この人物は引取りは「今回が5、6回目」。「目撃情報」は「親猫」が「10頭くらい」、「ほぼ毎日」。エサやりは「2人くらい」が「朝」と「夕方」にあげており、エサは「片付けられている」。

 また、手書きで「まちねこ活動中の地域です」とあり、二重線で取り消している。これは、京都市が運営している「京都市まちねこ活動支援事業」でエサやりをしていると、勘違いしたものと見られる。後述するように、まちねこ事業は「欠陥制度」のため、ボランティアたちが自腹を切りながら「地域猫」活動をしているのであろうか。

 この4匹の新生猫は即日殺処分が決まった。

 平成26年9月26日午前11時、とある市民が「雑種」の「三毛」の「子猫(3ケ月月齢未満)」を「1頭」、中京保健センターに持ち込んだ。この子猫は「天井裏」にいて、「その後5日間鳴き続けた」末に持ち込んだ猫だった。

 エサやりの状況は「知らない」という。

 手書きで「天井裏に5日生き延びた子猫です。何とか譲渡会にお願いします。何とか何とかお願いします」と悲痛に綴っている。

 この子猫は、即日殺処分された。

 これらの事例のうち、複数のエサやりさんがいて、エサが「片付けられている」というケースは、ボランティアが協力している可能性が高く、お金を出し合うなりして避妊去勢手術もしている可能性が高い。

 一人でエサをやっているケースで、片付けている場合は、ひょっとしたら家計が苦しく手術をしていないかもしれないが、もしそうならば、必要なのは避妊去勢手術の助成だが、後述のように、京都市は無策を決め込んでいる。

 また、エサやりさんを見たことがないというケースは、引き取りと因果関係がないのは明らかだ。

 そもそも、エサをあげなければ問題が解決するのかといえば、まったくそんなことはない。そのことは後述する。

 (続く)

 写真は、「何とか譲渡会にお願いします」と記載した文書。


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