ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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ベネッセが全面敗訴 “リストラ被差別部署”での社内就活&退職勧奨は『人事権の裁量範囲を逸脱』

2013年02月15日 | Weblog

 子供の教育を事業の柱に据え、「Benesse=よく生きる」を理念に掲げる会社が、“被差別部署”を作って裁判所に違法認定されたことが分かった。ベネッセコーポレーションの社員B氏(女性、50代前半)は09年春、人財部付というリストラ部署に異動となり、社内就活を命じられた。翌年には降格し年収200万円ダウンとなり、「業務支援センター」という、人財部内の新設部署へ。そこは懇親会や送別会などにも一切呼ばれず、「人財部担当一覧」という表にも氏名が記載されない被差別部署で、社内の各部署を「どさ回り」して雑務を引き受けるよう命じられた。B氏は2010年12月、この部署への異動命令取り消しと年収ダウン分の支払いを求め東京地裁に提訴、12年6月の一審判決で全面勝訴した後、和解した。「人事権の裁量の範囲を逸脱」と断じられた違法リストラ事件を詳報する。
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【Digest】
◇「人財部付」に飛ばされ社内部署への就活
◇降格で年収200万円ダウン、ベネッセの給与体系
◇タコ部屋と揶揄される「被差別部署」に左遷
◇一審判決でベネッセ敗訴
◇「和解しました」ベネッセ広報
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http://www.mynewsjapan.com/reports/1761
 
 
2013年1月27日付のMyNewsJapanで記事
 
「ベネッセが全面敗訴 “リストラ被差別部署”での社内就活&退職勧奨は『人事権の裁量範囲を逸脱』」
 
を企画、取材、執筆しました。
 
 
写真は、左がベネッセコーポレーション社長の福島保氏。右が創業家で現ベネッセホールディングス会長の福武總一郎氏。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まだあります (ベネッセ)
2013-02-17 04:58:19
このリストラ部屋まだありますね。
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Unknown (Unknown)
2013-03-05 22:06:00
形を変えてまだら存続しているようです。
現、人財部長が裁判で負けて、会社に不名誉という不利益をもたらした責任をとらされて、このリストラ部屋のトップとなるそうです。社員の今後の待遇や扱いがどうなるか、さらなる取材をかけて欲しいです。
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Unknown (Unknown)
2015-06-29 19:00:37
当時の人事部長が謎な死を。
取材して欲しい
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