「新国立競技場」で異論封じる自公政権にピッタリとくっつき歩調を合わせた全国紙。記者クラブメディアと自公政権の癒着は今にはじまったことではないが、それにしても異様な情景だと思っていたところ、昨日のTBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」でジャーナリストの青木理氏が、安倍首相とメディア幹部が会食を重ねている、と述べていた。
なんでも第二次安倍内閣(2012年12月~14年12月)の二年間で、合わせてなんと60回以上も大手新聞・テレビ局の社長、会長、役員といった連中と安倍首相が会食しているのだという。非公表を含めるともっと飲み食いしている見込みで、第三次安倍政権以降も無論、食べている。
2年間で60回以上もの会食、というのは、歴代内閣と比べても異様に多いという。
なお、6月8日の同番組で青木氏と田原総一朗氏が対談形式で話していた。そこで田原氏は、憲法学者が国会の場で三人全員揃って違憲と断じるという異常な事態について、「以前なら、これは総理交代だと思う」と言っていた。
そして、これが潮目になって安倍首相交代に至らない主因の一つは、「マスコミがダラシナイ」「連日大々的にやらなければいけないのに、ほどんどやっていない」と指摘していたが、何しろ安倍首相と社長連が会食を重ねて慣れ合っているほどだから、ダラシナイを極めている。この国の全国紙に、ジャーナリズムは、ない。
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