本日、関東大学リーグ戦 法政vs日大の一戦が、江戸川陸上競技場で行われた。
いや~勝てて良かった。
嬉しいに相違はないが、安堵したといった感情の方が大きいかな。
まずは勝利し、選手権に望みを繋げだことを喜びたい。
それにしても勝ったとはいえ、課題が多いな。
結果は以下の通り。
法政 日大
前半 9 12
後半 26 5
計 35 17
(得点)
前半 岡本PG⇒岡本PG⇒岡本PG
後半 山本T(G×)⇒小池T(G○)⇒武者T(G○)⇒山本T(G○)
法政勝利


内容は以下の通り。
なお、記憶違いがあればごめんなさい。
(前半)
14分 日大反則から得たPGを岡本選手が見事決めて、法政先制。
ただし、ノッコンなどミスが多い。前半の入りの悪さはこの日も同じ。
相変わらず静かで気迫が感じられない。
また、コミュニケーションが取れてない感じで、バラバラな感じが気になる。
タックルも高く、仕留めきれない。ラインアウトは関東戦に続いて精彩を欠く。
対する日大は、凡ミスが多いが、厳しいタックルを繰り出し、法政は攻め手を欠く。
23分 日大陣内から日大選手が大きくキック。法政山本選手がキャッチすると竹下選手へ。
しかし、竹下選手蹴らずに、仕掛けると、そこに素早い日大ディフェンスが押し寄せ、
反則からボールは日大へ。竹下選手FBとして久々ということもあり、感覚が戻ってないのか、
それとも主将として何とかせねばという焦りなのか、単独の仕掛けが裏目に。
竹下選手としては珍しいミス。
そして日大は得た反則から素晴らしいキックで法政5mラインに迫る。
ラインアウトをキャッチするとFWでゴリゴリ押されて、トライ。Gは×
法政逆転される。むしろ日大のミスに助けられてるからこそ、この僅差と言える。
法政3-5日大
法政風上でありながら、全くそのアドバンテージをミスで自滅し、活かせない。
相変わらずまとまりを欠きバラバラな感じで、何をしたいのかが見えない。
また、とにかく静かで、小池選手の声しか聞こえないのが気がかり。
「勝ちたくないのか?」「選手権に行きたくないのか?」

そんな感じがこみ上げてくる。
日大はその点、声も出ているし、スタンドの応援もチャンスだけではなく、ピンチ時でも応援している
姿は素晴らしい。
30分 法政 敵陣にてオフサイドの反則を犯す。日大は、法政の遅い戻りを見て素早く、そして大きなキック
で裏をとり、法政陣内に迫る。法政 山本選手がボールを獲り、竹下選手につなぐも、そこにはもう
日大の素早い出足がせまり、竹下選手に鬼のタックル。ボールを反則で取られ、またしてもキックで5m
ラインに迫られる。
ラインアウトを見事日大にキャッチされると、再びFWでゴリゴリ押してくる。
密集から日大SHがサイドを突き、トライ。法政またしてもミスからトライ。突き放される。G成功
法政3-12日大
34分 日大陣内22mライン中央で得た反則からPGを選択。
攻め手を欠くこの時間帯の法政としては正しい選択であった。見事成功し、食い下がる。
法政6-12日大
37分 またしもても法政、先ほどと同じような位置でPGを得る。
岡本選手見事決める。何とか食い下がる
法政9-12日大
そして前半終了。
風上でありながらリードされる苦しい展開。そして何と日大の22mライン内に一度も入れていない。
これでは厳しい。
とにかく、個々がバラバラな感じ。
BKはWTBまで繋がらない。
(加藤選手がいいパスを放るもトライに結びつかず)
スクラムで押していて、あれほど日大の反則が多いのに、何故負けているのか?
ノッコンや不用意なパスによるインターセプトなどつまらないミスが多すぎた。
集散も遅い。
タックルは高く、ラインアウトも安定しない。
なかなか波に乗れない。
日大のミスで助けられている感じで、残念ながらリーグ戦下位のチーム同士の前半戦だった。
全体的な気迫も伝わってこない。それが一番残念でならない。
ただ、小池選手の大きな声でチームを鼓舞し、再三の突破や
西内選手の体を張ったプレー、武者選手の素晴らしいタックルによる外人NO8封印は
目を見張った。
後半風下になる法政。
何とか最初のトライを獲らないと厳しい。祈るような想いがこみ上げてくる。
(後半)
6分 何とか先にトライを獲りたい法政であったが、中央付近で不用意なパスを日大LOにインターセプトされ、
そのままトライ。Gは× 法政痛恨のミス。
法政9-17日大
前半の出来から見ると、敗北を覚悟した。重苦しい雰囲気が流れる。
12分 日大 自陣にて展開するところ、川原田選手がタックル。こぼれたボールを武者選手がやや右22mライン
あたりで奪うと一気に突進して岡本選手に渾身のパス。岡本選手も余っている山本選手に見事につないで
ようやくトライ。
山本選手 A戦デビューで見事結果を出す素晴らしい走り。
法政 反撃の烽火が上がる。Gは×。
法政14-17日大
(山本選手 法政反撃を告げる快心のトライ)
法政トライを獲り、ようやく覚醒
18分 法政22mライン手前あたりで反則を得ると、加藤選手のキックで5mラインに迫る。
ここで石澤選手を投入。
小生 石澤選手の復活を待っていた。期待が膨らむ。
しかし、ラインアウトからのチャンスは反則で活かせずため息となった。
19分 日大陣内右サイド5mラインあたりで日大ボールのスクラムから再開。
一度は潰えたかに見えたチャンスだったが、ここで石澤選手がいきなり機能する。
代わったばかりの石澤選手が一気に押し込みボールは小池選手に渡ると、
一気に左サイドを突き3、4人を突き破ってトライ。凄い。
小池選手の気迫そして相手の壁をものともしない突進は凄い。
法政逆転

完全に法政の流れに変わる。G成功。
また石澤選手 復活を大きくアピールするスクラムの強さだった。。
法政21-17日大
(小池選手圧巻のトライ)
(スクラムは後半圧倒)
22分 高城選手・今橋選手IN 半井選手・本村選手OUT
今橋選手もAデビュー。
加藤選手のパスそしてキックが冴える。
一方日大は、足が止まる。
後半はほとんど日大陣内でプレー。
24分 加藤選手の相手の裏を獲るナイスキックで一気に右サイド5mラインに迫る。
日大ボールのラインアウトだったが、乱れてこぼれたところを武者選手が拾いそのままトライ。
G成功。
今日の武者選手は、攻守にわたって素晴らしい。闘将といった感じ。
(武者選手のトライ)
法政28-17日大
法政 一気に突き放す。
37分 玉川選手・金選手IN 草間選手・川原田選手OUT
これで1年生5人が全員出場。
いきなり金選手も力強い突破を見せる。
ロス 関東戦の教訓か、ロスタイムになってもトライを獲りに行く。
日大陣内22mラインほぼ中央あたりで右展開。
加藤選手、岡本選手と繋ぐと、キックで山本選手を走らすと、
しっかり反応。見事追いついてトライ。
山本選手今日は大活躍だった。
(山本選手 本日2トライの活躍

)
法政35-17日大
そしてノーサイド。
法政 見事勝利し、大学選手権に望みを繋げた。
勝つと負けるでは大違い。
負けていれば入れ替え戦が迫ってくるところだった。
決して褒められた試合ではないが、後半10分以降は実に安心して見れた。
後半は全く別のチームだった。
勝ったからよかったものの、これが強豪だったら前半で終わってしまう。
やはり試合の入りが悪いのは大きな課題だ。
まあ、今日は勝ったから、考えることはやめよう。
法政の多くのファンたちと現地で喜べて本当に良かった。
この勝利をあと2試合に活かしてほしい。
頑張れ 法政!!
PS:八王子のファンさん お疲れ様でした。
ともに応援出来てうれしかったです。
コーヒーご馳走様でした。