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夢の続き・・・

法政大学ラグビー部・旅行・犬・自然を
こよなく愛し、ささやくブログ

こんな試合が見たかった 法政vs東海

2010年11月20日 20時20分37秒 | ラグビー
今年の法政は、春、この東海大学から始まり、92-0という歴史的
大敗に始まり、ここから必要以上の自信喪失をしてしまい、
迷走が始まってしまったような気がする

しかし、今日リベンジの時が来た。

小生、本日地域行事の為終了し甲府にいたのが12時10分。
12時の電車に乗れずさすがに秩父宮には間に合わない。

断腸の思いだが、現地での観戦を諦め、TV観戦に切り替えた。

結果は以下の通り

  法政   東海
前半 7   10
後半10   15
計 17   25


得点
前半 堀T(岡本G成功)
後半 岡本PG成功⇒山森T(岡本G成功)

法政惜敗

悔しいが相手が強かった。
東海は一部主力を怪我で欠くも、日本代表の木津、リーチ選手をはじめ、
2006年に花園を制した東海大仰星の主力や三上選手など高校JAPAN組
で構成された最強の4年生が主体となっているチームだ。
今期早稲田帝京と並ぶ優勝候補だ。

しかし今日、その東海に、法政らしいラグビーで堂々と立ち向かい、
互角の試合をした。
こんなこと、開幕の中央戦や日大戦に敗北した後、想像出来ただろうか?

試合であるが、東海 見ていて余裕というか見下ろすような自信を感じる。
立ち上がりから法政気迫あふれるも、自力に勝る東海。

FWでは法政より上だけあって、モールでゴリゴリ押すなど、
開始15分で2トライとられ、やはり苦しい展開。
それでも東海先制トライの後のゴールキックを竹下選手猛ダッシュでチャージ。
法政の気迫を感じる。

今日の法政 FWが良く頑張ったと思う。
FWの平均体重で10kgも差がありながらスクラムでも持ちこたえたし、
そして良く走っていた。
欲を言えば、ラインアウト。こちらが安定していればこの試合勝てたと思う。
まあ、東海の高層タワーがいるだけに難しいことだが。

そして、相手G前で相手反則が続く中で法政 軽いFWでありながら、
モールで東海から堀選手がトライを奪ったのは圧巻だった。
岡本選手Gを落ち着いて決める。
これで法政7-10東海 3点差に迫る。

この後前半は得点の変動はないが、法政の前に出た低く突き刺さる
素晴らしいタックルが東海の攻撃力を封じ接戦に持ち込んだといえよう。
武者、光安、原島、岡本、竹下選手らのタックルは素晴らしい。
勿論後藤選手をはじめとした目立たないが献身的で凄い運動量の選手が
多かったからともいえる。



前半僅か3点差で折り返す、まさかまさかの大善戦。
もしかしたら行ける・・・。関東戦の奇跡が頭をよぎる。

後半、何とか法政がトライを先にとりたいが、逆に6分ごろ、
リーチ選手の突進を許し、トライされ突き放されてしまう。

さすが日本代表。これまで比較的献身的にパスに徹していたが、
突破力も凄い。敵ながら思わずそう思った。
法政7-17東海

それでも法政。春の屈辱を晴らすべく諦めない。

相手三上選手のハイタックルの反則でPGを得ると岡本選手冷静に決め
法政粘る。

法政10-17東海

しかし東海も直ぐ法政の反則からPGを決め、
再び突き放す。
法政10-20東海

後半13分位だろうか?
中央付近で相手FBがノッコンするとこれまた驚き、PRの高橋選手が
前にこぼれたボールに素早くに走りこみ、アドバンを得て試合続行。高城選手に繋ぎ、突破。更には1年生ながら大活躍の堀選手につなぎ、これまた素晴らしい
突破で東海Gラインに迫る。
そして再び高城?本村?選手に繋ぎ、敵Gライン中央に迫る。
バックスがラインを敷いているが、そちらには転回せず、中央に飛び込んで
きた山森主将が突進。力ずくでGポスト下にトライ。
凄い形相。彼のこのような気迫のある形相は初めて。
法政盛り上がる。
Gも岡本選手冷静に決め再び3点差。

法政17-20東海
東海相手に後半最初のトライを許し突き放されても、諦めず
凄い粘り。

法政の果敢なタックルと粘りに、東海も本気モードというか苛立ちの
ようなものを感じる。

そして、東海LO三上選手 今日2回目のハイタックルでシンビン退場。

東海が焦り始めた。
「行ける!!」そう思った。

しかし、そこはさすが凄い選手で固める東海。
百戦錬磨。前川主将 必死に鼓舞して法政の反撃をこれ以上許さない。

何とか、1人優位の内に逆転トライをとりたかったが、取れなかったのが、
響いた。
肝心のところでノッコン、ラインアウトミス、SOのあまりゲイン出来ない
キックミスなどが、響いた。
法政の焦りだったのかもしれない。
素晴らしいディフェンスでリズムもあったが、活かしきれなかった
感じだ。

そして後半30分くらいか。法政 5mラインにまで迫られる。東海やはりモールで
決めにくる。法政も必死に防いだが、東海の強烈なモールに押し切られトライ。
Gは失敗するも、8点差。

法政17-25東海
1T1Gでは追いつけない。厳しいトライだった。

法政も何とか追いつきたいが、焦りノッコンなどで、反撃どころか再び法政Gライン間際に釘付けとなってしまう。
しかし、ここで必死に守り何とかトライは許さなかった。法政の最後に見せた
意地だった。しかしもう反撃の時間は残っていなかった。
無念のノーサイド。

東海4連覇達成と同時に法政は自力での選手権出場は出来なくなった。
厳しい結果となった。悔しさもある。しかし、どこか清々しいものを感じた。
こんな試合を見たかった。
それは前評判が圧倒的優位な敵に対し、怯まず法政のラグビーをやって負けた
からだろう。
最後まで諦めずによく頑張ったと思う。

チームがボロボロの時の試合を見ていたから尚更よくぞここまで来たと言う
想いがある。

負けるにしても負け方がある。
法政は全力を尽くして負けた。
負けたとはいえ、選手達は勿論悔しいだろうが、
失った自信は戻ってきたのではないだろうか。
春92-0という大敗を見事乗り越えた。

法政の一ファンとして負けたけど嬉しく思った。
たとえ負け試合であっても秩父宮で選手に拍手を贈りたいと思った。
こういう感情って凄く久しぶり。感動した。

やはり法政は、やれば出来る。
選手権の出場可否がどうなろうとも、
残る一戦。流通経済戦。

法政ラグビーで何としても勝利したい。

頑張れ 法政!!