ポルトガルの空の下で

ポルトガルの町や生活を写真とともに綴ります。また、日本恋しさに、子ども恋しさに思い出もエッセイに綴っています。

ポルト・セラルヴェス公園

2017-09-14 21:57:30 | ポルト
2017年9月14日

ポルトには大小の美しい公園がたくさんありますが、今日はそのひとつのSerralves を紹介します。 

セラルヴェス公園は、ポルトの一等地ボアヴィスタの閑静な住宅街にあります。1987年に一般公開された18ヘクタールの広大な公園のハイライトは園内にある二つの美術館です。

その一つが入り口をくぐるとすぐに見える直線と空間を活かした白一色のシンプルな建物で、国際的に名を知られるポルト出身の建築家、シザ・ヴィエイラの手になるセラルヴェス現代美術館です。

もう一つはベルサイユ宮殿をモデルにしたピンクのカーザ・デ・セラルヴェス美術館。「カーザ(casa)」はポルトガル語で「家、屋敷」の意味。マルケス・シルバが造ったアールデコ建築で、元は伯爵邸でした。庭園と噴水の美しい調和を見せています。

見逃せないのが、通りからも見られる園内の真っ赤なシャベルのオブジェ。日用品をモチーフにした巨大な彫刻作品で世界的に有名なポップアーティストのクレス・オルデンバーグとその妻コーシェ・ファン・ブリュッゲンの共同作品です。

バラ園や白樺、楢の木などの自然散策も楽しめ、モダンアートアートファンのみならず建築ファンをも惹きつけるセラルヴェス公園は春夏秋冬、訪れる人を飽きさせません。

ジブリにでも出てきそうなセラルヴェス公園のバードネスト

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