OMITSU BLOG(おみつ ブログ)

オイラは“おみつ”シュガビのターギ弾き

「不思議の小箱 #4」

2015年04月20日 14時20分32秒 | 不思議の小箱
そうとうなサボりをカマしてしまっていたようです。
1年以上ぶりのUPとなってしまいますが、久々に「不思議の小箱」シリーズです。

今回、紹介しようと思いますのは、BOSS Dimension C/DC-2です。
2013年11月16に記した「不思議の小箱 #2」
最後のコメントで思わせぶりに期待をさせたブツがこれなんです。

Dimension(ディメンジョン)と言いますとなかなか一般の方は、
聞き慣れない単語だと思います。
このDC-2には、先代に当たるモデルが有ったんです。
それは、拙者が10代後半から20代ぐらいまでは割と良く見かけた
(と言ってもmバンドマン業界や、レコーディング、PA業界)
Roland SDD320 DIMENSION Dと言う機種です。

その時代のレコーディングスタジオには、ほとんど何処にでも設置されていて
プロのKeyboed弾きのラックの中には、頻繁に見かけたものです。
操作面も5つの選択スイッチしかなくて潔いですね~!

では、DIMENSIONとはいったいどんなエフェクトなのか?
とお思いの方も多いのではないでしょうか?
構造的な詳しい内容は知らないのですが、当時は多層コーラスなんて
表現していた方もいらっしゃったと思います。
コーラスの従兄みたいなもんなのです。
実際の出音はと言いますと、空間系エフェクトなので気持ち良く広がり感が出て
コーラスのようにうねらないので、違和感なく広がると言った感じです。
で、Roland SDD320 DIMENSION Dは、アナログエフェクト処理で
BOSS Dimension C/DC-2は、デジタルエフェクト処理を行っています。
Roland SDD320 DIMENSION Dは、実際に自分のギターに掛けた事がないので
インプレッションは書けませんが、BOSS Dimension C/DC-2について書きます。

これを入手したのは、おそらく20代後半の事だから今から20数年前だったと思います。
何処かの楽器屋さんで中古で二束三文で売っていたのを見て、
衝動買いしてしまった物だと思います。
それまでの拙者のEFボードには、コーラスとしてBOSS CE-2が入っていて
長年、愛用していたのですが、このDimension Cを聴いたとたん
CE-2には、お休みいただく事を即決してしまいました。
このDimension C、嫌味がなく奥行き感と倍音を付加してくれ
まったく「タマラン!」のですよ。
間違っていたらゴメンなさい、おそらくAB'Sの2枚目のアルバムAB'S-2の
M1「Destination」で聴けるイントロギターには、コーラスではなく
ディメンジョンが掛けられていると思います。
曲を知っている人にとっては、「う~ん、アノ音か!」と思うでしょう。
とにかく気持ち良い音以外の何物でもありません。

世の中、いろんな方面がデジタル化が進みレコーディングもPCの中で
いろんな処理が可能となっています。
でも、この先代のRoland SDD320 DIMENSION Dは、現代ではもの凄い価格で
取引されているように聞きます。
オークション等にまれに売り出されても、すぐに買われて行ってしまっているようですね。
噂では、デジタル機器でコレをシミュレートしている物も有ると聞きます。
とにかく気持ち良い音なので、体験できるような場面に遭遇したら
迷わず、試してみる事をお勧めしますよ。