OMITSU BLOG(おみつ ブログ)

オイラは“おみつ”シュガビのターギ弾き

温故知新

2012年04月11日 10時31分21秒 | つれづれ
長年使い続けておりましたオーディオアンプが壊れてしまいました。
ONKYO Integra A-819XXと言う、昭和の末期に発売されたプリメインアンプです。

当時の定価は¥135,000だったそうで、ラインナップ上では最高級機だったようです。

平成元年ごろ、ひょんな事から拙者の元へやってきました。
それ以来、プリアンプとして使い続けて参りました。
YAMAHAのAST-S1スピーカーが専用パワーアンプでの駆動のため、
プリアンプ機能しか必要がなかったのであります。
音はしっとりと落ち着いた音でして、初めて鳴らした時には
あまりの素晴らしい音で、感動したのを覚えております。

そのONKYOアンプも昨年末に、使用中にいきなり電源が落ちました。
中を見てみると電源ヒューズが飛んでいたので新しい物に交換した所、電源は入りました。
しかし、5秒後ぐらいに再度ヒューズが飛びました。
あれ?と思い、もう一度新品のヒューズを入れてみました。
しかし、結果は同じですぐさまヒューズは飛んでしまいました。
メーカーに修理に出したところ「症状を確認できたが部品供給が終了のため修理不能」
として戻ってきてしまいました。
打つ手なしと言った状況でして、いろいろネットサーフィンを駆使しましたが
修理をお願いできるような好情報に巡り合えません。
音の無い生活は「苦」そのものなので、諦めて他の製品を探す事にしました。

パワーアンプは必要ないので、プリアンプを探し始めます。
しか~し、ピュアオーディオが衰退してしまっている昨今、
プリアンプは、もの凄い値の張る製品しかリリースされていないのが現状です。
昔、70年代の頃はどこの家庭にもステレオ再生装置と言う物があったとような気がします。
拙者たちが子供の頃、小学校の高学年になるとこぞって自分専用のラジカセを所望したものです。
SONY STUDIO1980、1990、なんてモデルが人気があったのを記憶しております。
かく言う拙者は、東芝アクタス・パラボラなるラジカセを所有しておりました。
そんなこんなで、オーディオブームだったのも手伝って、多くの家庭に
コンポーネント・ステレオなんかがあったものでした。
拙者も中学に上がる頃、お年玉や小遣いをせっせと貯めてテクニクスの
コンポーネント・ステレオをゲットする事になります。
でもなぜか、そのとき買ったテクニクスの装置は、そんなに良い音に感じませんでした。

おや?話が逸れて行ってしまいました。
そうそう、アンプ探しの旅でしたね。
プリアンプは、高くてとても手が出ませんので、プリメインアンプを探します。
手に届く範囲の製品は、それはそれはチャチな出で立ちで、重さも軽量です。
こんな物で良い音がするわけがない!と台詞を吐きたくなるような物ばかりです。

方向転換をする事にしました。
だったら、現行品で無くて中古で良いので、音の良いプリアンプを!と
オークションで探索を始めたのです。
そして、以前から興味がありどうしても音を聴いてみたかった機種に辿り着きます。

YAMAHA C-2

興味があっただけに、いろいろ探してみるとオークションに頻繁に出品されるような人気!
格安で落札し、YAMAHA C-2をゲットしました。
薄型でとてもシンプルな外見をしております。そして真っ黒。
早速、システムに接続して音を鳴らしてみると、とってもクリアーな音!
鮮明にいろんな楽器が鳴っているのが聴き分けられるような感じです。
以前のONKYOアンプとの感じの違いは(あくまでも個人の感じ方ですが)
ONKYOアンプは、音が柔らかかくしなやかで落ち着いた音だったと思います。
そしてYAMAHA C-2は、どこまでもクリアーでクールな感じの音です。
上の感想は、CDを再生してみて思った事です。
そして、アナログレコードを再生してみました。
驚いた事に、このYAMAHAアンプ、レコードの再生でさらに威力を発揮しました。
もの凄く奥深くふくよかな感じの再生音なんです!
ターンテーブルのカートリッジはMM型なのですが、十分と言える音です。
(きっとMC型とかを使うともっと良いんだろうな~)

いや~しびれちゃいました。
さすが名機と呼ばれるだけの事があります。
これからも音を聴くのが楽しみにです。
しかし、一つ不安なのは、このYAMAHA C-2 発売が1976年だそうなんです。
故障してしまったONKYOアンプよりも、10年も古いモデルなんです。
内部部品も経年劣化しているんじゃないかと思います。
いつまで正常に動作してくれるのかが心配なんですね。
できる事ならオーバーホール等を施して、末永く付き合っていきたいものです。