THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

神を見る

2009-01-21 17:19:13 | セッション記録
彼と私は、夜仕事を終え、一緒に食事にでた
その日は疲れていて、早く布団に入ってしまいたかった

私達は席に案内され、食事を注文し食事が来るのを待っていたほんの短い時間に
その事件は起きた

私達の斜め前はカウンター席になっていて、一人のオジサンが座っていた

オジサンは酔っぱらっていて、店の女の子を大声でからかいながら
カウンターの中の若い青年風の店員に話をしていた
店員はオジサンがあまりにもしつこいので、無視をしているようだった

私と彼はそのオジサンのエネルギーが気になって仕方なかったので
暫く観察していた
私は頭が痛かった
早く帰りたかったのだ

まったく、酔わないで普通におとなしく飲めばいいのに・・・
誰もがそう思っていたようだった

オジサンは無視されても止める様子はない
相変わらず、店員は無視を決めているようだった

私は疲れていて
少しイライラしながらその光景を見ていた

その時、突然、オジサンの後ろにいる光を放ったマリア様のような存在が
私に向かって微笑んだ

その微笑みは、ただただ受容という感じですべてを包含するエネルギーだった

私は一瞬で癒されてしまった

マリア様のような女神のエネルギーは、オジサンとそのすべてを取り囲み
ただただ笑っていた

それでいい・・・これでいい

そんな言葉が聞こえてくるかのような何とも言えないエネルギーだった

私を叱るわけでもなく、彼らを叱るわけでもなく・・・
これでいいんだよ
そんな風なエネルギーがあたり一面を包んでいった

「すべての瞬間は神からの贈り物なのだ」
私は思い出していた

世界の中に真に覚醒した魂がどんな風に生きているかを・・・・

時には世界の中に混じって・・・こんな風に酔っ払いのおじちゃんをやることもある
神はどこに現れるか分からない
でも、常に神はそこにいる

そして神は言う
どんな存在も神聖なる魂が宿る存在なのだ

それを真に見ることができたなら・・・
世界の姿をありのままに見、共に歌いながら生きることになるだろう

すべての生命と共に歌を歌う
それぞれの音に耳を澄ませ、それぞれの音と共に調和していく
誰も欠けることのない
誰も邪魔にしない

新しい世界の夜明けが待っている

その場は一瞬にして静かな光の中に・・・
私はその中にいた
相変わらずオジサンは大きな声で話しをしている
その声さえも静かな静寂の中にあった

私と彼は・・・オジサンと周りのすべての中で
笑っていた
その場は何ともいえない時間を過すことになった

世界の真実の姿はこんな風に光で満ちているのだろう
私は自分がオジサンをジャッジしていたことに罪悪感を感じることさえも
いつのまにか忘れていた

神を見るとは・・・こういうことなのだろう

私は幸せだった

私達の世界は神秘に満ちている
そしてそのすべてを感じることができたなら
どんなに素晴らしいだろう

私はこの光を届けるために・・・空を飛び続けるのだ

愛と歓びの中で・・・・