おてんば娘の、そらちゃんと家族と一緒 gooブログはじめました!『今日はいい日』、『ここはいいとこ』、『この人はいい人』

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永遠の4日簡。。どんなに離れていてもあなたを感じる。。

2014年04月17日 09時52分39秒 | 映画っていいですね!!
     「マディソン群の橋」

アイオワ州マディソン群の片田舎。農場主の妻フランチェスカは、夫と二人の子供に囲まれ平凡な主婦として穏やかな毎日を送っていた。そんなある日、一人で家の留守をしていた彼女の所へある男が道を尋ねてくる。男の名はロバート・キンケイド。旅のカメラマンで、この近くの屋根のある橋ローズマン・ブリッジを撮影に来たが道に迷ったという。橋までの道案内に車に同乗したフランチェスカ。それは二人にとって、永遠に心に残る4日間の始まりであった……。

1995年公開 アメリカ映画
主演 クリント・イーストウッド メリル・ストリープ

アイオワ州の田舎に住む主婦フランチェスカ(メリル・ストリープ)、夫と子供たちは街の品評会へ牛を売りに行く。その四日間の間に出会ってしまったフランチェスカとロバート(クリントイーストウッド)。

二人の子供と優しい夫に囲まれ幸せだったはずのフランチェスカ。実は幸せだったと思い込んでいた。「夫がやめてくれというから教師をやめたのよ」ロバートとの会話で語られるセリフの端々から彼女のコンプレックスを感じ取ることができる。ドレスもしばらく買わず、化粧もせず、アクセサリーをつけない自分。幸せな家庭を築くために夢を少しずつ捨ててきた自分に気づかないフリをして生きてきた。一人になって気づく、私の人生ってなんなんだろうと。そして彼との出会いがその気持ちをさらに強くしていく。

感情が湧いてくることを止めることはできない。理性で抑えるだけなんだ。中年の恋、不倫と考えると汚らしく思えるのかもしれない。確かにフランチェスカが「女」を見せる。ただそれが愛だ。母親である前に女だ。相手に抱かれたい、女として見られたい。理屈では語れない感情。好きな人がいてもそれ以上に好きになってしまうことがある。たった8日間の恋。たった4日(一緒に過ごした時間)で本物の恋なんてと言うけれどじゃあ何日だったら本物の恋なんだろうか?人の気持ちは数字や形式で表現するものだろうか?

8日間の恋を振り返るフランチェスカ。旅行へ行った時のように最終日に旅行を振り返る。始まり、最高に楽しい時間、終わりを感じそして旅は終わる。旅の終わりにまた始まらないものかと願う。わずかな時間だけれどとても濃密な時間、物理的なものではなく心情的に濃密な時間。家族のために人生をささげたのだから、残りは彼にささげたいと願うフランチェスカ。そして弁護士に彼女への想いを託してなくなったロバート。二人ともが本物の愛でなければ続かない想いだ。たった8日間のために数十年を捧げる。生涯で最初で最後の確かな愛がそこにあった。

田舎のおばさんから一人の女性へ変わっていくメリルストリープ、そして朴訥なクリントイーストウッドがアヴァンチュールを真実の愛に昇華させたのだ。

人間は善悪では割り切れない想いを抱くものだ。大切なのは何が正しいかの前に自分の気持ちだろう。ロバートを愛しているのも本当ならば家族を愛していたのも本当だった。家族も愛されていたと知っているからこそ母親を許すことができた。もう一度誰かを愛してみようと思ったのだ。感情はイエスかノーでスッパリと分けられるほど単純なものではない。




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